「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

今週のイザヤさん(デュラララ!!5話感想)

2010-02-06 22:51:36 | デュラララ!!
さ~て、今週のイザヤさんは?

本気で殴りたくなりました。
以上。



…というのはあまりにもあんまりなので、ちゃんと書こう。
デュラララ!!5話。「羊頭狗肉」。
次回予告で確信していた通り、今回の「語り」…ナレーションは紀田くん。

…2話のラスト近くの、セルティのナレーション。
「…どこにでもいるような彼らにもきっと秘密はある。誰にも言えない想いがある。」
この時に画面にいるのは、一見普通な主人公と、その親友紀田くんだった。
だから、…というわけでもないけれど(大体このアニメの登場人物で普通の人なんて絶対いない気がする)、
覚悟はしていた。「一人だけ幸せそう」で「ギャグが寒い少年」である紀田くんにも当たり前に秘密はあって……それの一部でも、今回明らかになるんだろうと。確信していた。

5話初見の時は、祈るような気持ちで見ていた。
どうか…、どうかその秘密が、紀田くんにとってあまりにも悲惨なものではありませんように、と。
知らず知らずのうちに組んでいた両手は、…いつのまにか顔の前へ。
見ながら、泣いてた。…でも、悲惨だったからじゃない。
紀田くんが…私が想像してたよりもずっとずっと「いい子」だったから。

…神様。どうかどうか、この先、彼にひどいことが起きませんように。
こんなにもいい子なんです。
もう、ずいぶんと苦しんだみたいなんです。
どうか、どうか。



「(帝人が池袋に来る前、俺はマジで落ち込んでたんだ。今は何とかこんな感じでやってけてんのは、…ま、いろんな人のおかげなんだが、帝人のおかげでもあるわけで。あいつは今、池袋に来たばっかで、この街の熱気にやられっぱなし。危なっかしくて見てられねえ。冷や水ぶっかけてやることもできるが、目を輝かせてるあいつを見てると、そんな気にもならない。だからせめて、いつも一緒にいてやろうとしてるんだが……できればあいつには、この街の闇には近づいて欲しくない。…俺も、…もう二度と、あっちには行かないと心に決めたんだ。)」
具体的に過去が明らかになるわけじゃない。手がかりはこのモノローグだけ。
主人公である帝人の口から「ダラーズ」という言葉が出たことに危機感を抱いて、一人、頼れる知り合いの人達の所へ行く…。
「(…時々、この街に飲み込まれそうになる。だが帝人、お前をあっちには行かせない。)」
…きっと、私が一番、恐れていたのは…紀田くんが誰かに裏切られたりだまされたりすることじゃなく。
実は紀田くんが誰か(特に帝人)を裏切ったりだましたりしてるんだったらどうしよう、ということだった。
前半、委員長の話で引き立て役がどうこうというのがあったから、ちょっと…それだけは勘弁してくれ…とかハラハラしてた。
…とんでもなかった。
裏切るどころではない。引き立て役どころじゃない。くされ縁だけでもない。
紀田くんは、本当に本当に、帝人の事を親友として大事に思ってて…
きっと、帝人を守るためなら、自分が泥をかぶってもいいって…それくらいに…ううっ…。

でも帝人も守られてるばかりじゃない。あんなに臆病なのに(ex.3話)…紀田くんのピンチには構わず飛び込んでいったんだから。
帝人の登場に心底驚いた紀田くんの一瞬の表情にも泣けてしまう。なぜここに、という思いだけじゃなく…見られたくなかったって思いもきっとあったんじゃないかって……。
「(結局、依存してるのは俺の方なのかもしれない。帝人が来てからこっち、カラ元気が本物になるような気がしてるんだ。)」
このモノローグで…声を出して泣いた。
カラ元気…!
…すごく弱いんだこういう人には。実は(人と同じように)悩みや迷いを抱えているのに、そうでないように明るく振舞う、そういう人にはすごく、…弱いんだ。
紀田くんは外には出さない。上のも全てがモノローグ。帝人の前で言葉にするのは明るい励ましや、ジョーク交じりの軽い言葉だけ。不安は全て内にしまいこんで…明るく振舞うのだ。
でもそれはただ苦しいだけの事じゃない…と紀田くん本人もよくわかってる。だから「本物になるような気がしてる」んだし。
そしてそれは、帝人の存在のおかげなのだ。

…そして。
「(今なら、今度こそ逃げずに彼女に会うことができるかもしれない。…そんな気さえ、してくるほどに。)」
病院の一室。入院している女性。ノックの音。
入ってきた人物を見て、女性が微笑む。「…もう、来てくれないかと思った。」

「…イザヤさん。」

なんでお前やねんと。
「やあ。」
やあじゃねーよ!!ウザい!!ウザいぃいいいいい~~~~~!!!!
…わかっていただけましたでしょうか。殴りたくなった理由。

「最近、彼どう?」
「ええ、時々来てくれますよ。…その前まで。」

わずかに微笑みながら、…紀田くんが夕方来ていた道路のあたりを見下ろす彼女。
その様子をしばらく見てるイザヤさん。視線を落とすと…彼女のケータイ。紀田くんと彼女が仲良さそうに肩を組んで笑って写っている写真…。

ううむ…。お見舞いに来るほどの仲…。もちろん紀田くんと彼女に何があったかも知ってるんだろうなあ…。ダラーズのことを門田さん達に聞きに行った時、冗談ぽくイザヤさんに聞くわけにはいかないもんね!と言われて押し黙ったのは…あんな危険な情報屋に、という意味以上の事があったんだろうか…?
…イザヤさん。この先、紀田くんの過去の傷をほじくるようなマネしたら絶対許しませんからね!!絶対!!


今回も謎が多かった…。セルティがかわいくて全部持って行き気味ですが!宇宙人って!!(笑)
・チャットがなー…今日は甘楽が紀田くんの声に聞こえた。ていうかまさか、毎回一人の人がやってるのか…!?でも「チャットの文面を」、誰かが「読んでる」としたらそれはアリかも?実際にその担当声優さんの役の人がチャット参加者かどうかはともかく。って…えぇ!?でもでも、田中太郎だけはずっと…さ、3話以外は、帝人に聞こえるんだけどなぁ…。ううむ…。つーか聞き分けろようちの耳!(無理だよ…音二つ聞いてもどっちが高いかわかんないくらい鈍いんだから)(本当にピアノやってたのか!?あと吹奏楽部だったのか!?)
・罪歌のことを新羅くんに聞いてたってことはセルティはあのチャットを見てたんだよね…。むしろ参加者!?まさかセットン!?そりゃ、「セ」だけど…いやそんな!
・前回も思ったけど。新羅くんのしゃべりもかなり…ウザい…ような…。もっともっとウザいしゃべりの人がいるから目立ってないだけのような…。いや嫌いってわけじゃないけど。「それは笑うところかい?」はめっちゃかわいかった!
・切り裂き魔はイザヤさんではなかった(妖怪かまいたちって名乗ってたしね!)。ていうかもう明らか人じゃない…?あ、宇宙人でしたね。
・「罪歌」、荒らし、…単純に考えるとあの最後に写った女の人がそうなのではって感じですが…「はるな」って…那須島と付き合ってどうこうって言ってた人か!
・ストーカーさんは…ううむ。なんでストーカーされた人が「俺の愛」とか言ってその人を探して、しかも逃避行中なんだろうか。ていうか逃避行ならせめて池袋から出ようよ。…あの女の人、1話でぶつかったとき見たら、首の傷の上と下で肌の色が違ったから、…体は(委員長が間違えるくらいに)「みかさん」で、首だけが「俺の愛」…なのか?じゃあみかさんの首は?首と言えばセルティだけどセルティだって首がないんだから……あれ?あれがセルティの首…いやそれはないか。なくしたの20年前だもんね。ボディーガード?みたいな黒服も謎だけど…今のとこあの逃避行二人組にはそこまで興味が沸かない。特に男の方、2話の自己紹介で印象最悪だし…。それよりOPでケータイぶんなげてる、男のお姉さん?みたいな人が気になる。早く出てこないかなあ。OPで名前出てる人でまだ本編未登場ってもうあの人だけだよね?
・そうそう、帝人のセリフはびっくりした。BGMも止まるほど!
「それをわざわざ人に言うのが一番ずるいと思う。
なんだかそれで、誰かに許してもらおうとしてるみたいだ。」

グサッ…(←なんでアンタ刺さってんの)。
・しずちゃんについていく犬かわいい…。
・くそう…何度見てもムカつくわイザヤ…(えー)。



最後のモノローグも、相変わらず最高。
「(この街で起こっていることは、一見バラバラなようで、きっとどこかでつながっていて、…俺達には計り知れない歪な真相を抱え込んでいるんだろう。…だけど。
…今更気づいたことだが、俺はこの関係が結構居心地がいいらしい。
いつか点と点がつながって、今は見えない何かが暴かれるとしても、俺達の関係は変わらずにいられると…今はそう信じている。)」

いられるよ!!信じてるよ!!…うぅ~…紀田くん!!大好きだー!!


【今回のサムネ】
まず、並ぶウザいサムネを見て「今回は絶対アンタにはしない」と思った(※私はイザヤさん大好きです。現在「かわいさ余って憎さ100倍」中なのです!)(えー)。
でも…すっごい迷った!歩道橋で帝人に飛びかかる前のニヤリとした顔、飛びかかる瞬間、「はい、良いんです。」(←仲が)のとこ…、挙げはじめたらきりがない!ラストの空見上げるとこもいいし…!紀田くんの行動はどこを取っても絵になるね!
でも、委員長を正義のヒーローっぽく助けて、安心させるように満面の笑みを見せるシーンにしました。かわいすぎ。