日記内には書いてませんが、うちのバニラ君も色々なオモシロ通り名がついていました。
ここまでで、ノートに書き残してあるのは
「礼儀正しい聖歌隊」
「腹八分スイマー」
「大満腹貢ぎ男」←(笑)
いや、だって、話しかけるたびに絶対なにかあげてたもん!食べ物は貢ぐために買ってた!(えー)
この色はコニーのセリフ。
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街に戻り…とりあえずロブスター亭へ。バジルにお礼を言われ…セイボリーさんがおかえり、と言ってくれた。…コニーはまだ戻ってないのかな…と考えてたら、…セイボリーさんに今夜、食事でも…と誘われた。ええ!?…い、いや、仲間としての交流……普通、だよな。夕方に、リバーサイドホテル、か…。
気がつくとコニーはそこにいて、ギターを持って練習をしていた。
「一人でも多くの人に聴いてもらいたい…。いつも、そう思ってるの。」
コニー…!なんて、けなげなんだ!
ダンディリオンから預かった手紙と楽譜を手渡した。手紙を見たコニーは…読んでないよね?と聞いてきた。グサッ…。だけど、笑って、読んでないよと言ったら…コニーは疑ってゴメンと謝ってくれた。……いいんだよ、コニー。ボクも一瞬、読んでしまおうかと思ったんだもの…。
楽譜を見て、詞をつけなきゃ、って……か、歌詞は君がつけてたのかいコニー!!すごい!!美しい詞だと思っていたよ……!!
今日のコンサートがはじまった。
「♪And it is you who made it...impossible(あなたが飛べなくしたのよ…)」
「impossible」は難しい…。つい、声に聞き惚れてしまう。だけど一生懸命、練習しよう。もうボクも、トロット楽団の一員なんだから…!
終わった後、夕方まで昼寝をして…そうだ、セイボリーと約束をしていたんだったな。
これもデート…なのかな。コニー…、コニーはどこに行ったんだろう…。
ホテルに着くと、セイボリーがもう席についていた。なんだか緊張する…。セイボリーはこういう所も慣れているらしく、落ち着いている…。
食事をしながら、砂漠でのことを聞かれた。…砂漠の思い出…それは、あのオアシスでの一夜だ。…ああ、コニー、コニーは今、何をしているんだろう?
おいしい食事が終わり、リバーサイドホテル自慢の川べりの夜景を見ながら話をした。楽団の皆の印象を聞かれたので、素直に答えていく。コニーの話になった時は、声に力が入りすぎたかもしれない…。理由は…たくさんありすぎて、わからないけど……好きだ。
他のお客さんが帰る所らしい。セントジョーンズ卿…え、マーシュの父親?ああ、あの大きな病院の…そうか。頭が痛むのなら診てもらったらいいと、親切に言ってくれるセイボリー。そうだね…このペンダントのことも……ボクのことも…わかるかもしれない。
マジョラムが話があるらしくて、ロブスター亭に戻った。
次の公演先が決まったらしい!「スームスーム」?豪華客船の上でのライブらしい!…ほ、本当にすごいんだな、この楽団って!今更緊張してしまう…。明日の朝、電車で出発するとのことだった。新しい街か…楽しみだ!
眠る前、コニーがどうしているか気になって、失礼かとは思いつつも、隣の女性陣の部屋を訪ねてみた。…パ、パジャマ!!かかか、かわいい……。あまりのかわいさに思わず、さっき買ったばかりのドーナツを渡してしまった(コニーには何かプレゼントせずにはいられない)。
じゃあ、「ドーナツ大好きなの」って喜んでくれた!!
いい子だ…。こんな時間にこんなもの!とか言う子じゃなくて、よかった…。
朝。駅に着いたら皆揃っていたけど、まだ汽車は出ないようだった。その間に、やっぱりあの病院へ行っておいたほうがいいとセイボリーに言われる。コニーに話しかけると「待ってるよ。」とのことだったので、じゃあ…行くことに。…ついでに、ドーナツも買ってこよう……。
病院へ。3階の院長室では、何かいらだたしげにその場をウロウロしているセントジョーンズ卿がいた。すぐにボクのペンダントに気づき、どこで手に入れたんだと問いただされた。「砂浜で目を覚ました時にはつけていた」と答えると、彼の様子が変わった。…情報が欲しい…?
5年前から、彼の息子であるマーシュは海外留学をしている。先月、久々に帰ると手紙が来た…が、その船はやってこなかった。今もまだ、着いていないらしい。難破した可能性もあるらしい…。
マーシュを心底心配している様子が伝わってきて、彼を見かけたら必ず知らせると約束をした。
…とにかく今は、ボクのことをどうこう、という状態じゃない。マーシュが見つかれば、ボクのことだってわかるかもしれない。…駅へ、戻ろう。(ベーカリーに寄ってから…)
駅へ戻り、皆に簡単に報告をしていると…どうやら汽車が出る時間になったらしい。ビークルをどうするんだろう…と思っていたのだけど、貨物車に乗せるって…じゃあ取りに……ええっ!?もう貨物車はいっぱいで乗らないだって!?スームスームまでビークルで行くしかないって…。結局こうなるのか。ああ無情…。
でも!なんとコニーが道案内で一緒に行ってくれる事になった!ああなんて優しいんだろう…。君はボクの、天使だ!
コニーと二人で、スームスームを目指す。のどかな風景の中、進んでいくと…ん?あのビークルは……ダッドリー!!…え?アロアに…手紙を渡して欲しい、だって?…アロアって…さっきの村?の箱入り娘っぽい子だよね?…なんでボクが……ボクは自分の恋路に必死だっていうのに…。
完全にメッセンジャーとなったボク達。アロアからの返事を渡すと、…なにやら悔しがっている。…あれ?見ている分にはいけそうな感じもしたんだけど…ダメだったのか。憂さ晴らしに襲ってきやがった…こいつーー!!
勝って、奴が通せんぼしてた門をくぐると…ついた!港町、スームスーム!さっそくマジョラムたちのいる、海浜公園へ。わ…本当に大きな船だ!
これでコニーとの二人旅も終わりかと思うと、ちょっとさみしいな…。
コンサート前に練習を…って、直前に新曲の楽譜配るの!?なんつースパルタ…!!あわてて、必死で練習。今度の曲は「I Cry」。なにか…またちょっと、悲しい感じがする曲だな…。
そこへ、車椅子のご老人が。あ、この人が船の持ち主の、スミスさんらしい。なんだか…すごい人だ。き、緊張するなあ…。あああ、練習、練習……。
船上ライブ、スタート。すごい…大舞台だ。
しかし…「impossible」もそうだけど、また…悲しい感じの詞だな…「I Cry」。
コニー…、ねえ、誰を想って書いているの?
ライブは無事、終了。最後の「In your voice」の時にはものすごく盛り上がっていて、大成功だった…と言えると思う!スミスさんも、大変気に入ってくれたようで…よかったあ…。コニーは、コンサートのあとの解放感が好きだって笑ってる。わかる!わかるよコニー!はい、ドーナツあげるよ!!お疲れ様!
スミスさんは、僕らのためにホテルも用意してくれたらしい。いい気分のまま、船を降りた…そこに、妙な男が話しかけてきた。何だ…?なれなれしい上に……頼みごとって…や、八百長!?ふざけるな!!絶対にしない!!……なっ…、こいつ…、断ったら、仲間を…殺すって……!!ひ、卑怯な!!
やりたく…ない。あんなやつの言いなりになりたく…ない…。
でも、コニーを、危険な目にあわせるわけには、いかない……。
…ボクは思いつめた顔をしていただろうか?コニーに「どうしたの?」と聞かれてしまった。今日もコニーの歌は最高だったよ、と言ったら、笑ってありがとうって……。
ボクは…なによりも…この笑顔を、失うわけには、いかない…!
仲間達には黙って、一人、闘技場へ向かった。相手は…あの、腰抜けジミー。
本当なら勝てるはずだ。だけど……。
負けた。ボクは…八百長に加担してしまった……。犯罪者だ…。大金を受け取って、今更そんなことに気づいてしまった。コニー…、ボクを、軽蔑するかい…?
そこへ、スミスさんがやってきて、奴(ジェイク)を連れて行って……さらに、こちらにあやまってきた。コニー達は皆無事で、この街にいる間は責任持って守ってくれるって…。
スミスさん…ボクのしたことは…正しかったんでしょうか……?
ホテルに戻る。今日は本当に疲れた…。
もう、何も考えたくない…。眠ってしまおう……。
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・枠外のうちの叫び2・
「バジル超ムカツク!!」(駅のシーンのやりとりのとこ…だと思う)