その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

知る者は言わず…

2023-07-17 08:14:53 | 転職

昔ながらの豆腐とサバ缶だった^^;

「四年ぶり」の例大祭(御祈祷は人数制限しながら実施していましたけれど…)、「直会(なおらい:神事後の飲食)」のご馳走は「豆腐とサバ缶」だった^^;
自粛前は、女性陣のお手伝いもあって刺身やオードブルなども出していたのだけれど、男どもだけで再開した飲み会は、おつまみも共用を避け、小分けのスナックや個別の「豆腐とサバ缶」なら大丈夫でしょうと若い頃の『伝統料理』を提供してみたところであります。
思い起こすと「崇敬者」や地元自治会長をお客様としてお迎えしても、消防団で『火伏せ』の酒も、慰労会も総て「豆腐とサバ缶」だった。地元の酒蔵も「崇敬者」のひとりであるからビールなど厳禁、最初から最後まで日本酒…『おやじぃ』たちが現役の頃から、少しは緩和されては来ましたけれどね。(飲めない者には、完全なアルハラだわねぇ^^;)今の若い世代からすると、地元に豆腐製造店があったことすら知らないし、『おやじぃ』たちだって、何故「豆腐とサバ缶」なのかを知らないのでありますよ。「男どもの料理だから…。」とか「昔はご馳走だったに違いない。」とか「安かったから…。」とか口々にその理由を考えるのだけれど、『伝統』というところに落ち着かせ、事の真偽(何故)
は誰も知らないのでありますよ(笑)


はて、「知っている」ということとは?

さて、最近「私は知らなかった。」と語り、「これだけ騒がれて知らないはずがない。」と噛みつかれ、第三者がさらに不毛な論議をする傾向にあるようでありますなぁ…。(『おやじぃ』もその一人かも知れない^^;)どうやら「その情報は知っている。(見聞きしたことがある。)」ということと、「その真偽を知っている。」ということを同列に扱い、論点がズレていることに気付いていないようであります。
はてさて、これだけSNSが発達し、気軽に何でも投稿できる世の中に身を置いていると、見聞きした『情報』の断片を、自分の思いという絶妙な『調味料』でつなぎ合わせ、新たな『情報』として再発信できますからねぇ…『むか~し昔、名主の権兵衛さんの夢枕に弁財天が現れ、祭礼には豆腐とサバ缶を使いなさいというお告げがあったと聞いている。』などと、いい加減な作り話をしたとしても、誰も傷つかないし、信じてもらえないとも思いますけれどね。「知る者は言わず、言う者は知らず…」という老子の言葉があるようだ。(由来は一切関係ないけれど…)自分の思いに都合の良い『情報』をかき集めて『知ったフリ』をする…「これもオラのことだよな。」と自戒しながら、人を傷つける発信だけは気を付けようと思う『おやじぃ』でありますが…ことの真偽は(笑)


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