連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

カツサンド

2005-10-04 | 家ごはん
階段にオバサンの足音。

「おっ、やべぇやべぇ」寝たフリをする夢さん。


「お昼よ、あら寝てたの?」「・・・あーぁ、うん」

朝食後、またベッドに逆戻りした夢さん。

そのまま、寝たり本を読んだりで、お昼になってしまった。

パジャマのまんま手摺に掴まりながら、左右にフラフラしながら階段を下りる。

「まったく、どうしようもないわね、オホホホ」  

演技だ演技、わざとやってんだ、笑うなバカタレ

「うわぁ、デカいなこれ」 昼食のテーブルにはサンドイッチがのっている。

「カツサンドよ、おとうさんゆうべ食べたいって言ってたじゃない」

「このカツまだ温ったかいね」「ユ〇ーで買って来たのよ」

「おーぉ、美味しいねこれ」「ライ麦パン?これがまた良いね」

立て続けに褒める夢さん。オバサン満更でもなさそう。

「あーぁ美味かった、さてと午後からも寝よっかな~」横目にオバサンを窺う。

「どうぞどうぞ、一日寝てなさい飽きるまで」やったね夢さん

これで、パジャマのまんまで居ても大丈夫だな

うつらうつら

2005-10-02 | 6人の孫
前日から5孫(5番目の孫)一家が泊まりに来ている。

朝になって、近所に住む2孫(2番目の孫)3孫(3番目の孫)姉妹がやってきた。

おやおや随分早いな。

ママは二人を預けて自宅にとんぼ返り。洗濯や片付けがまだらしい。

「お願いしますね」「あーぁ、いいよ」

「5孫ちゃんは?」5孫の姿が見えないので不審そうな2孫。

「今ねぇ、マリちゃんと散歩に行ってるよ、すぐ帰ってくるからね」

やれやれ、今日はこの連中のお守りか・・・

程なくオバサンと、1嫁(長男の嫁)5孫が散歩から戻ってきた。

最初はキョトンとしていた5孫も、直ぐに慣れてうちとけたようだ。

3歳、2歳、2歳、今日は幼稚園生の2孫が大将。

チョンマゲ頭の2孫を先頭に、3匹の「ウリ坊」が走り回る。

デッキを占領されたマリは、これ幸いとリビングに避難、要領のいい奴め!

「たまんねぇな、こりゃ」隙を見て、夢さんもそっと自室に逃げ込む。

「あーぁ眠い」昨夜も遅くまで起きていた夢さん。

リクライニングにひっくり返ってウトウトしだした。

うつらうつらした意識の中に、階下の「ウリ坊」達の声が遠く聞こえる。