宿泊組の息子と近くの温浴施設に行った夢さん。
露天風呂にゆっくり浸かって、背中の流しっこもしたいと思っての事。
着ているものを脱ぎながら、それとなく息子の体を観察する。
ちょっと痩せてるかな?ちゃんと食ってるのか?
薬湯、サウナ、ジャグジー、露天、あちこち回りながらお互いリラックス。
その内に息子の姿が見当たらなくなった。あれっ?何処にいるんだ?
外を覗くと、あらら「随分早いんだね?」息子は既に着替えて待っていた。
背中を流してやろうと思ったのに残念だったな・・・
「〇〇は痩せてるんじゃない?」家に戻ってオバサンに訊いてみた。
「そんな事無いわよ、無駄な肉が付いていないだけ、まだ若いもの」
「おとうさんもあんな時があったのよ」夢さんの腹を見ながら彼女が言う。
「そうだったかな・・」そう言えば昔の服で着られるものなど一つも無い。