連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

ミッチュラン?

2008-11-24 | 家ごはん
「おとうさーんご飯よー」オバサンから声が掛かった。はいよ階下に下りる夢さん。 

あれっまだ出来てないのかな?食卓はまだ準備半ばの様子。「すぐだから座っててね」   

台所からは油のはじける威勢のいい音そしていい匂い。すきっ腹にこたえるな。

「はーいお待たせ熱いうちにね」「揚げたてだから美味しいわよ」おー、かき揚げかぁ。 

「先に食べてて」オバサンまた台所へ。天つゆに大根おろしをたっぷり、いただきまーす。

たまねぎの甘さが口いっぱいに広がる。エビがぷりっぷりだ、これは美味い。「上手に揚がったね」

「もっと食べる?まだあるわよ」気を良くしたオバサン、小鼻がぴくぴく機嫌がよい。

「これも当たったわ」かぼちゃの煮物を押してよこすオバサン。ほんとだホクホクだね。  

「明日のお昼、おうどんにしようかしら?」かき揚げうどんか?いいね。

大分冷え込んできた。ポッカポカのコタツで温かい夕食。気分だけは ”三つ星” だね夢さん。