連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

夜中のトイレ、気を使って叱られて

2008-11-04 | 高齢生活・健康
足音を忍ばせトイレに向かう。オバサンを起こしたら悪いしな。

最近は夜中に必ず一度はトイレに行く夢さん。どうやら癖がついてしまったようだ。

情けねえな前はこんなんじゃなかった。夜の水分は少し控えた方がよさそうだ。

トイレはオバサンの部屋の前。カチャッと音がしないようにそっとドアを開ける。

終わるとドアを少しだけ開けた状態で部屋に戻る。これですっかり眠気が覚めてしまう。 

「トイレいつも開いてるわね。しっかり閉めなさい」朝時々オバサンからクレームがつく。

面倒なので黙っている夢さん。別にボケたわけじゃねぇやい。これでも気を遣ってるつもりだ。

新聞のスポーツ欄を開く。「今日はどっちが勝つかしらね?」お茶を淹れてきたオバサンが覗き込む。