「おかあさん、マリどう?」
出先から戻った夢さん、まずマリのところへ。
出先から戻った夢さん、まずマリのところへ。
「おーぉ、大分ひいて来たみたいだな」
「ううん、まだ腫れてるわよ、顔がいびつになってるもの」
「いびつって、そりゃいくら何でもマリに悪いぞ」大笑いの夢さんとオバサン。
右の上あごが、まだ腫れて垂れ下がっている。
「ほんとだ、いびつになってる」何ともさまにならない顔だ。
「少しは懲りたかマリ」「・・・・」返事が無い。
「元気がないじゃん、まだ痛いのか?」「・・・・」無言だ。
ムスッとして、あれは怒っている顔だな。
「バカにすんのもいい加減にしろ!」口が利けたらそう言うに違いない。
「おかあさん、テレビ6時からだぞ」「はいはい、分かってるわよ」
今日は贔屓チームの優勝が決まるかもしれない大事な一戦がある。
二人とも朝から落ち着かない、決まったら乾杯だ。
「マリちゃんも応援してね、散歩も早く行ってこようね」猫なで声の夢さん。
「・・クフン」早くだの遅くだの勝手に決めるなってか?悪かったな。
「ううん、まだ腫れてるわよ、顔がいびつになってるもの」
「いびつって、そりゃいくら何でもマリに悪いぞ」大笑いの夢さんとオバサン。
右の上あごが、まだ腫れて垂れ下がっている。
「ほんとだ、いびつになってる」何ともさまにならない顔だ。
「少しは懲りたかマリ」「・・・・」返事が無い。
「元気がないじゃん、まだ痛いのか?」「・・・・」無言だ。
ムスッとして、あれは怒っている顔だな。
「バカにすんのもいい加減にしろ!」口が利けたらそう言うに違いない。
「おかあさん、テレビ6時からだぞ」「はいはい、分かってるわよ」
今日は贔屓チームの優勝が決まるかもしれない大事な一戦がある。
二人とも朝から落ち着かない、決まったら乾杯だ。
「マリちゃんも応援してね、散歩も早く行ってこようね」猫なで声の夢さん。
「・・クフン」早くだの遅くだの勝手に決めるなってか?悪かったな。