連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

おぼえてろよ!スズメバチ

2005-09-29 | 柴犬・マリ
 
「おかあさん、マリどう?」
出先から戻った夢さん、まずマリのところへ。
 
「おーぉ、大分ひいて来たみたいだな」
「ううん、まだ腫れてるわよ、顔がいびつになってるもの」

「いびつって、そりゃいくら何でもマリに悪いぞ」大笑いの夢さんとオバサン。

右の上あごが、まだ腫れて垂れ下がっている。

「ほんとだ、いびつになってる」何ともさまにならない顔だ。
「少しは懲りたかマリ」「・・・・」返事が無い。

「元気がないじゃん、まだ痛いのか?」「・・・・」無言だ。
ムスッとして、あれは怒っている顔だな。

「バカにすんのもいい加減にしろ!」口が利けたらそう言うに違いない。
「おかあさん、テレビ6時からだぞ」「はいはい、分かってるわよ」

今日は贔屓チームの優勝が決まるかもしれない大事な一戦がある。
二人とも朝から落ち着かない、決まったら乾杯だ。

「マリちゃんも応援してね、散歩も早く行ってこようね」猫なで声の夢さん。
「・・クフン」早くだの遅くだの勝手に決めるなってか?悪かったな。