「おとうさん、扇風機出してくれないかしら」
「うん、いいよ」もうそんな時季になったか。
「おかあさん、もう炬燵は要らないんじゃないの?」
「おかあさん、もう炬燵は要らないんじゃないの?」
1階の和室にはまだ炬燵が設えてある。
更に電子カーペットも敷いたままだ。
更に電子カーペットも敷いたままだ。
やれやれ3点揃い踏みか。いくらなんでももう必要ないだろう。
「そうねぇ、でも梅雨が明けるまではね、寒くなると困るでしょ?」
「じゃ、カーペットはそのままにして、炬燵だけ片付けるか?」
「おかあさん誰か来たよ」玄関のチャイムが鳴っている。
「あらぁ、こんにちは、今日は暑いわねぇ」
「そうねぇ、でも梅雨が明けるまではね、寒くなると困るでしょ?」
「じゃ、カーペットはそのままにして、炬燵だけ片付けるか?」
「おかあさん誰か来たよ」玄関のチャイムが鳴っている。
「あらぁ、こんにちは、今日は暑いわねぇ」
おーお、相変わらず愛想がいいこと。近所の友達らしい。
「おとうさん、ちょっと出掛けてくるわね」
「おとうさん、ちょっと出掛けてくるわね」
「〇〇さんの所でお茶飲もうって言ってるから」あそう行けば!
「やめたやめた」一人じゃやる気にならない夢さん。
「やめたやめた」一人じゃやる気にならない夢さん。
「こう暑くっちゃな」俺だってやってらんないよ。