連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

片付けは後回しかい

2005-06-21 | オバ友
「おとうさん、扇風機出してくれないかしら」
「うん、いいよ」もうそんな時季になったか。

「おかあさん、もう炬燵は要らないんじゃないの?」
1階の和室にはまだ炬燵が設えてある。

更に電子カーペットも敷いたままだ。
やれやれ3点揃い踏みか。いくらなんでももう必要ないだろう。

「そうねぇ、でも梅雨が明けるまではね、寒くなると困るでしょ?」 
「じゃ、カーペットはそのままにして、炬燵だけ片付けるか?」

「おかあさん誰か来たよ」玄関のチャイムが鳴っている。
「あらぁ、こんにちは、今日は暑いわねぇ」
おーお、相変わらず愛想がいいこと。近所の友達らしい。

「おとうさん、ちょっと出掛けてくるわね」
「〇〇さんの所でお茶飲もうって言ってるから」あそう行けば!

「やめたやめた」一人じゃやる気にならない夢さん。
「こう暑くっちゃな」俺だってやってらんないよ。