江東奇譚

中年男の果てしない思い入れを綴っております

そんな夜

2012年02月04日 13時54分34秒 | インポート

酔いに酔い、腹立ち紛れの挙句。

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“このガキが”と、振りかざした拳が。

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降りるもおりないも。

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強烈な一発を、頬骨に食らう。

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“ああ、そうかい、そう来るかい”、と。

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割って入った妻に、ゆうすべもなく。

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誰を殴るでもなく、殴りたいのでもないしな。

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振り上げた拳は、所在なさげに、

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裸電球の下で笑っていました。






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