夢見るババアの雑談室

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池井戸潤著「架空通貨」 (講談社文庫)

2016-01-05 22:28:12 | 本と雑誌
架空通貨 (講談社文庫)
池井戸 潤
講談社



旧題「M1」

日付が変わろうかという深夜に高校教師の辛島は 副担任をするクラスの学生から「近くまで来ている」と連絡を受ける

本を返しにきたという黒沢麻紀


その後 姿を消した麻紀

実は黒沢麻紀の父親の会社は倒産を余儀なくされており 防ぐべく麻紀は動こうとしていた
かつて商社の信用調査部にいた辛島はその人脈も生かして麻紀の父親の会社にかかわる背景を調査しつつー麻紀の居場所に見当をつけ追いかける

田神町でのみ通用する田神札


一つの会社により繁栄を受けていた町は その会社が傾けば まず下請けからつぶれていく


計画倒産 

マネーロンダリング


父を殺された人間の復讐

クライマックス 血と炎と野蛮な衝動に彩られた惨劇


多くの人間の破滅 そして死



黒沢麻紀の父親は自殺を図るもー立ち直る

だがー立ち直れない人間も多くいた




「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞後に書かれた作品です


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2 コメント

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Unknown (けん)
2016-01-06 02:39:52
この作品読んでません。
というよりこういう本が存在していたことすら知りませんでした。
たぶん我が地元の図書館には置いてないんだろうな。
またチェックしてみます♪
けん様 有難うございます (夢見)
2016-01-06 10:14:28
幾度も書き換えてー推敲の末に発表されたらしいです

文庫版解説の杉江松恋氏の解説も 杉江氏が著者と同じ大学で慶應推理小説同好会の10年後輩にあたることにはー関係なくー(-と杉江氏が書いておられます)力の入った内容です

金融小説でもあり 復讐モノでもあり 辛島を正義の人と見るならばーまた違う読み方もできるでしょう

影を背負いながら生きなおしていく人間の物語でもあります

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