夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

あの48年前の夏

2023-08-20 16:16:46 | Weblog

「不要不急の外出は避けましょう」。

今朝も地域のスピーカーから呼びかけがありました。

確かにこの暑さは尋常じゃありません。

それでも根っからの夏男なのでせめて写真を撮ろうと出掛けました。

ありきたりの写真です。

少しでも涼しい所と考えて、去年の夏に写真を撮ったあそこへ。

そう、去年も同じ所で撮ったんです。2022年8月5日でした。つい先日のような感覚ですが。

デジカメで撮った写真を見るたび、歳月の過ぎ去る早さをつくづく実感。

去年かと思えば3年前、3年前かと思えば5年前、5年前じゃなく10年前の写真だったりします。

先ほど近くの高台で撮った東の空です。これだって去年も似たのを撮りました。

集中力が続かないので古い自作の映像作品の一部を鑑賞。

「線路端の猫戯子 後編」から48年前の夏に撮った8ミリフィルムの映像です。

昭和50年、色々な意味で暑い夏でした。

今見てもよく撮ったものだと、よくもまあこんな超大作を作ったものだと自分でも感心します。

昭和50年、1975年という時代は、少なくても私の感覚では底抜けに明るい時代でした。

社会のひずみで様々な問題はありましたが、若者には制約のない自由な社会。

今はどうですか。

明るい未来は見えず、閉塞感と不安の時代。

明るい兆しは全くありません。

自分が撮ったあの明るい70年代そのもののフィルム映像。

それを折りにつけ見ることで原点に立ち戻って、あの頃の自分に気合を入れてもらうことにしましょう。

 

 La jeunesse, c'est la passion pour l'inutile. / Jean Giono,Triomphe de vie

 青春とは、役に立たないことに対する情熱である。/ ジャン・ジオノ『人生の勝利』

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