夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E POWER基板の調査開始

2019-02-22 15:10:23 | Weblog
一日伸ばししてきたPOWER基板を本気で調べ始めました。G撮像管のコネクタ挿入ミスで煙が出た基板と予備品を並べてアース間の抵抗値を調べていきます。素人なりの甘い考えですが、先日はこの方法で重大なミスを発見することができました。

机の上に基板2枚と回路図、先日カメラ側を調べる際に使った表を並べてさて、

楽しい作業にあらず

ひとつづつコネクタのパターン側の抵抗値を比べていきます。

ミノ虫コードで繋いでGNDは共通

回路には電解コンデンサーもありますからデジタルテスターの値がしばらく安定しない箇所もあって手間がかかります。

根気仕事です

でも取調べを進めていくと「おやおや」というところが出てきました。黒丸を付けたところがそれです。

手抜きで使用済みの表を使用

全部調べて回路図を見るとやはり煙が出た後遺症と思われる部分が浮き彫りになりました。煙が出たのはT1ですが、T2も過熱して程度の違いはありますが異臭が残っています。抵抗値が変なのはこの回路です。
T1系は-4.8V,-15V,-45V,-61Vを作り、T2系は+730V,+255Vを作って各部に供給する回路です。考えるまでもなく恐ろしいミスをしたものです。+9.6Vの回路も変です。

やはりここか

そういえばT1系のパワートランジスタTR13も熱くなったらしくパターンとの半田付けが溶け気味です。

半田が溶けるほど過熱か

ということで煙が出た基板は使えません。予備品を使いましょう。ただし、出力の構成が同じでないと事態は更に悪化する可能性があります。POWER基板の予備は一枚しか無いので絶対大丈夫という確信が持てるまで回路構成を調べてから進めます。
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