夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E レストア 移植元の分解開始

2019-01-25 15:23:22 | Weblog
いよいよ移植元の79Eの分解です。臓物をそっくり抜き出します。
ちょうど手ごろなバットがあったので水洗いして作業机に置いてこの中で移植手術にかかります。このバットは印画紙の現像用。まだ腐食したアルミの粉が落ちるので好都合です。


初めにPOWER SWの清掃から。スイッチが酸化粉に埋もれています。このままではナットが回せません。綿棒に水を含ませて濡らして浸み込ませると粉はドロドロになります。


割り箸の先を削ったやつでコジコジ。うまい具合に酸化粉が取れます。


スイッチの内部に水分が入るとまずいので(このスイッチは生きています)CRCをちょっとだけ吹き付けました。撮像管と光学系は外してあるのでCRCが使えます。


乾いた綿棒で拭きとってまあまあきれいになりました。


このネジも埋もれています。これじゃあドライバーが入りません。


同じく綿棒で濡らしてから小さなドライバーで掃除。


きれいになったらドライバーを入れて緩めます。幸い固着はしていませんでした。ネジはまだ緩めるだけで、後で記録しながら抜き取る予定です。


ここで一旦作業をやめてコンデジで写真を撮っておきます。あらゆる方向から中身を全部記録。特にワイヤーハーネスの取り回しは立体的なので図で表現するのは無理、写真で記録するしかありません。組み立てのときは写真をノートPCのモニターに表示してそれを見ながらすすめようという目論見です。


コネクタボックスですがこりゃあひどい。特にインカムのスイッチはソケットレンチが入らないぞ。


掃除が終わりました。ここもCRCをひと吹きしてティッシュで軽く拭き取り。


念のためネジが緩むか確認。ちょっと緩めればネジと相手の間に水が浸み込んでくれます。


BNCが並ぶところにもネジがあります。同じ作業の繰り返しです。飾りプレートが浮いちゃってます。


大分手馴れてきました。


こっちのネジも。


ネジはまだ緩めるだけです。ネジはとかく安直に抜いてしまいますが後で「ここはどのネジだっけ」って事態は何度も経験しているので慎重に進めます。似たネジだけど長さが微妙に違う場合もあります。
外したネジを入れる容器は先ほどダイソーで買って準備済みです。


この酸化粉の下にもネジがあります。この後は同じ工程です。


VFのコネクタのネジは小さくて最悪ねじり切ってしまう恐れがあるのでとりあえずナットにCRCを浸み込ませておきました。


まだありました。BNCコネクタ周りですが、先日移植先の79Eを分解するときネジの頭をなめてしまって余計な作業が必要になったので今日はしっかり水を浸み込ませて一晩放置することにしました。朝になったら水を拭きとってCRCを吹けばいいんじゃないかな。


移植先の79Eはヒューズホルダーの線を切る必要がありましたがあそこは収縮チューブが被せてあって、それも切ったのですが組み立てのとき同じ収縮チューブが必要になります。手元には無いのでホームセンターで買おうとしたら税抜き\540。ほんの10cmもあればいいのに。ビニールテープを巻くのは気に入らないし、他に使い道もないけど買うしかないかな。ケチですねえ。


本日はここまで。このブログを書いて終わりです。
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