夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Ikegami HL-95 整備その1

2018-12-22 15:57:31 | Weblog
今日は朝から映像系の不具合について調べました。
結論から言うと未解決です。なんとしても画面が濃いピンクでRchの撮像管又はプリアンプが故障しているようで、あわてていじると収拾がつかなくなりそう。今日のところは視点を変えてVFの不調を調べて解決しました。2セット同梱されていたうちのひとつはVF15-15Bという物で問題なく使えるのですが色がベージュでカメラ本体と組み合わせると違和感があります。どうしても黒いVF15-12Aを使いたいんですが、これが具合が悪いんです。最初の症状はカラーバーを出してみたらそれらしい映像は見えるのですがコントラストが低くて使い物になりません。VF本体の横の"B"(明るさ)と"C"(コントラスト)のツマミを回しても変化なし。
さっそく分解してみました。原因はBとCのVRの軸が固着してツマミが空回りしていたためでした。こんなときはCRC556の出番です。ツマミを外し、軸受けにシュッシュッと吹きかけてしばらく放置、VR本体をプライヤーで軽く押さえて軸の溝にマイナスドライバーを入れて少しづつ回して仕上げは接点復活材でCRCを洗い流しました。VF本体の裏の"P"(ピーキング)VRも同じ処理。


途中経過をデジカメで撮るのを忘れました これは組み立て完了後


VF裏側

更に気になる箇所を点検。アイカップの奥にあるレンズがガタついていました。これも分解。

鏡筒が変だぞ

なんと、鏡筒が割れていてセロテープで補修してありました。これはどんな経緯があったのでしょう。カメラマンは破損したのを内緒にして自分で補修したのかも。でもねえ、IKegamiの超高価なカメラの割りにこの材質はあんまりです。ぶつけたら簡単に割れちゃいますよ。

セロテープは剥がしましたが

セロテープにラベル剥がしを塗ってゴシゴシ。こんな割れは接着剤じゃ利かないだろうし、困ったなあ。
ここで頭の上に豆電球が点きました。「そうだ、部品取りで分解したままのHL-79Eがある。確かVFも段ボール箱に入っているはずだ。」
ありました。もちろんそのままでHL-95に合うわけがありません。でも何か応用が利くんじゃないかと並べてみたら、

左がHL-95用 右がHL-79E用 もしかすると

鏡筒の部分は共通でした! HL-95はHL-79Eをベースに開発した物なのでこんなこともあるんですね。一服しながらホコリだらけのレンズをきれいにして組み替えました。
HL-95に取り付けて動作確認。明るさとコントラストの調整は正常。視度調整機構もOK。これでVFの件は解決です。私は根がだらしない性格でガラクタを捨てずに箱に入れて放置するのが常。そんな性格って、便利です。
このとき思わぬ事態。VFに"MEMORY BREAK"の表示が出ました。マザーボードのメモリーが消えちゃってるみたいです。基板を何枚も抜いたり挿したりしたのがまずかったのか。
まあ無い頭で深く考えるのはやめて今日のところはここまでとしましょう。
本題の故障については長い目で考えます。以前HL-79Eを使えるようにした際はニコイチならぬサンコイチで完成させた経験がありますし。

明るい悩みは当分続きます。
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