夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

まだテレシネの画質追求中です

2020-08-25 16:29:02 | Weblog
HDVモードでテレシネ映像を記録した結果が良かったので更に追い込みです。


気を良くしてキャプチャした映像を Premiere のタイムラインに置いて水平反転、時間を延ばしてフィルムのつなぎ目のスプライシングテープが目立つ部分と不具合をカットする作業に掛かりました。


8㍉撮影に使った ELMO C300 というカメラは駆動開始したとき2コマ程度露出オーバーになっているんです。今思えば 100feet という長尺フィルムで負荷が重いのと潤滑切れでモーターの立ち上がりが遅い傾向だったんでしょう。16㍉のArriflex 16S の場合と似ています。Arriflex は駆動開始と停止は単なるモーターのスイッチなのでショットの頭と尻は成り行き任せです。

そんなことを考えながら作業を進めていったら「おっと」。

糸くずらしきゴミがあります。このカットの前後でしばらく画面右下で右往左往。

やり直しです。

どうせやり直すなら HVR-Z5J で前から気になっていた "フリッカー低減" を使ったらどうなるか調子をみました。本来は蛍光灯照明でフリッカーを低減する機能です。


このときは液晶を見る限り今まで悩まされたフリッカーがほとんど気になりませんでした。
映写速度を変えてもフリッカーがひどくならない感じに見えたんです。


ところが結果は見事に全編フリッカーが出ちゃいました。NGです。
映写機のシャッターを改造して5枚羽根にすれば解決するはずですが、そこまでやる気はないしこの映写機はモーター回路が簡易的で定速性がイマイチ。一度セットした20コマ(これでフリッカーは消えるはず)が変動するんです。
モーターの回転数を正確にするには電子回路の分野に首を突っ込むことになるしシンクロナスモーターに変更するのも大仕事です。
現状でなんとかするしかありません。

3度目の正直です。フリッカー低減はOFF


今度はうまくいきました。録画したテープからキャプチャ、加工と編集開始です。


でもまだ何か落とし穴がありそうです。
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