夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

シンクロスコープがまた壊れた!

2020-02-26 14:31:41 | Weblog
昨日は晩酌なしで夜じっくりHL-79EのPRE AMP系を調整しようと考えて夕方から機材のセットをしていたのですが、「?」
オシロスコープの輝線が出なくなっちゃいました。参りました。

どこをどういじってもダメです。手に入れてじきに壊れて電解コンデンサーを交換して快調だったのに。

開けてみました。


交換しなかった電解コンデンサーが怪しいな。ひとつづつ目視確認です。こうなるとなんで修理の時全部交換しなかったかと悔やまれます。


手前に並んでいるのが前に交換した物です。


基板を取り出して目を皿のようにして観察。


こいつは気になります。なんで尻が黒いの?


これは高圧オイルコンデンサーです。高価な物らしいけどネットで探しても見つかりません。アナログテスターで導通を当たると3本は嫌な感触です。

取り出して容量をチェックしたいけどデジタルマルチメーターが壊れたので調べようがありません。

手を付けるとしたら前回交換しなかった電解コンデンサー4本を取り寄せて交換するしかありません。せんごくネット通販で調べたら送料込みで¥1,059也。
もし原因が高圧コンデンサーだとすると手に入らないのでお手上げです。
ヤフオクをチェックすると同等のオシロスコープが幾つか出品されています。その方が出費が少なくて済むけど古い機械なので同じ事態になって堂々巡りかも。
泥沼にはまり込んじゃいました。ここは冷静になってしばらく間を空けた方がよろしいかと。空いた時間で他の事を進めます。

新型コロナウイルスで騒然としていますがついに長野県でも感染者が出てよそ事じゃなくなりました。先日車の窓ガラスで額を切った流血試合騒動で買った消毒用アルコールが役に立ちます。

午前中時間が半端に余ったので未交換の電解コンデンサーを基板から取ってアナログテスターで簡易チェックしてみました。


抵抗レンジにしてコンデンサーのプラスにテスター棒のマイナス側、マイナス側にプラスを接触させます。47μFと22μFはkΩレンジ、1000μFはx10レンジです。
針が一瞬大きく振れて徐々に下がれば正常と考えてもいいでしょう。(その位の知識はあります)


結果は、容量抜けは調べようがないので無視するとして、この方法では全部正常と思われます。


じゃあ一体何が壊れたんでしょう。ここまで来たら高圧コンデンサーも取り出して調べようかな。はんだシュッ太郎の出番です。


5個のうち2個取りました。基板上でチェックして?だった物に赤いマークを付けておきました。見えないけど"4"がそうです。


単体でチェックしたらマークを付けた方はテスターの針が全く振れません。


容量が0.5μFと小さいので確かな事はわかりませんが完全に容量抜けしている感じです。
ということは残りの3個のうち2個も容量抜けかも知れません。こりゃあ困りました。

電解コンデンサーを2個交換して治ったと喜んだのもつかの間、機械修理の現役の頃も「原因はこれだ!」って判断したら本当の原因は他にあったという経験を思い出します。

HL-79Eをなんとかするには同程度のオシロスコープを入手するしかないようです。

追加 午後の国会予算委員会を監視しながら高圧コンデンサーを違う方法で調べてみました。


正常と思われるコンデンサーに手元のBPバッテリーをパラにつないでペンシルテスターで電圧を確認。
マイナス表示になっていますが絶対値が見たいので無視。


バッテリーの接続を切ってすぐに電圧を見ると、

チャージされた電圧が徐々に落ちていきました。

次にダメらしいコンデンサーです。

バッテリーのプラグを抜いた瞬間に電圧がmVレベルに落ちました。
完全に死んでいます。このオシロスコープはあきらめます。
ヤフオクをチェックしましょう。
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