夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E COLOR BARS調整

2019-05-23 14:16:51 | Weblog
昨日、マニュアルのフローに従って電圧の確認と調整、続いてCOLOR BARS調整にかかりましたが今日はその続きです。

PULSEユニットのキャリブレーションは終わったので次はENCユニットでR,G,B BARの調整。


ENC基板に自作延長基板を履かせてTPでチェック。


Rchを0.525Vに調整。


Gchを調整。


Bchは様子が違うけど0.525Vに合わせました。


アナログのシンクロスコープですから目盛りで大体に合わせることしか出来ません。こんなもんかな。
続いてWHITE & BLACK BALANCEです。


I,Q BLK BAL調整です。VRが近いのと表示の位置が悪いので間違えやすいので注意。調整済みのVRは紙テープで塞げばいいと思っているのですが、やったことはありません。


これは波形モニターを見て調整しますが波形に結果が出るので楽です。
こうなりやいいんだろ。


試しにI BLK BALを回すとこんなことになります。


飽きないうちに次の項目。I,Q WHITE BALの調整です。


このスイッチをON(通常OFF)


調整前の波形です。


調整後こうなりました。


たった今使っていた小さなドライバーが消えました。探し回ったら床に!

途中で気が付いて波形モニターのSWEEPを1μs/DIVレンジに切り替えて拡大表示して更に調整しました。
TIEスイッチをOFFにしてキャリア漏洩をR,B BARレベルを再調整。波が消えてきれいな波形です。


ここまで調整した結果、カラーバーはベクトルスコープ上で非常に良好です。


ついでに波形モニターの波形も記録。


このくらいで勘弁してやろうかな。と思ったけど、続けます。I,Q信号の直交だそうです。


SW5をOFFにして


ベクトルスコープの位相調整器でQ軸上に位相を合わせます。

こういうことかな。

次にSW5をON、SW4をOFFにしてVC1でI軸上に位相を合わせるって、VC1がロックペイントでしっかり固めてあって回りません。


ベクトルスコープはこの状態です。このままでいいんじゃない?


Y.GAIN,SETUP,WHITE BARの調整です。これは簡単でした。もっともらしい波形になりました。


いいじゃないですか。前にてこずったのは何か間違っていたみたいです。


カラーバーの項目はもう一息です。


今度はVRを間違えないようにいじってはいけないVRに紙テープを貼りました。ほとんど調整しなくても収まりました。


これでカラーバーの項目は完了です。

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