夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

まだまだあるぞ、昔撮った映像

2022-07-30 20:48:12 | Weblog
昔撮ったビデオテープはまだまだあります。
当面EDBetaテープ10本以上の中から選んでYoutube用に制作中です。
今日はこのテープ。

タイトルは「紅い花」で、当時付けたものです。

記憶を辿ると今の世代の人には馴染みがないでしょうが、「マドンナブーム」と呼ばれた参議院選挙で自民党が惨敗した1989年に撮影したものです。
ロケ地は須坂市の山奥、破風高原五味池付近です。

これはテープの冒頭。画面左上が空に抜けているのが効果的です。

この高原は蓮華ツツジが群生する素晴らしい空間です。何年か後に行ったらすっかり様子が変わっていましたが。
当時乗っていたランドクルザー40で早朝に行って、奥方に内緒で買ったEDC-50で撮影しました。

当日は小雨模様で徐々に霧が巻いてきましたが撮影続行。


今見直すと良く撮れています。絵のような情景、というかそのまま絵です。


据えっぱなしのカメラでテープが終わるまで撮るということはその間周囲を散策したり車の中で軽い食事なんかします。
後で確認したらカメラから離れた時、こんなシーンがありました。

可愛い女の子なら許せるけどこれはまずい。
編集でカットして前後をクロスフディゾルブでうまく処理しました。

EDBetaテープは120分ですが実際は125分強あります。
そこでラストの5分でその他のカットを撮影していました。
33年を経過して、余りの部分で撮った映像が蘇りました。

これ自体は使い道がありませんがこのカットを撮った自分に感心します。

こんなのも撮っていました。




当時から望遠で引っ張るのは嫌いでしたがテープの余白なので大胆に。


あの日は小雨が降っていて高原は霧が流れていました。


ファインダーで構図を決めた記憶があります。

絵を描く場合、これは定番の構図です。が、私は大嫌い。

雨に濡れる白樺の若葉なんかも撮っていました。


100本以上あるテープですが、使えるのは一部ですがYoutube用に仕立てるのは大変な作業です。
コツコツと進めるしかありませんね。
コメント
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