夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

16ミリカメラ Arriflex 16S の露出について

2021-07-25 16:28:59 | Weblog
愛機 Arriflex 16S で撮影する場合の露出について確認しました。
先日は手元の各種露出計による値の違いについてテストしましたが、Affiflex の場合はどうか、冷静に調べてみることにしました。
庭のテーブルに一式置いて、被写体はとりあえず愛車です。まずはコンデジで一枚。反逆光で一番立体感が出るけど難しい条件です。


先日のテストで一番使いやすかった SEKONIC multi-lumi L-248 です。


針はここを指しました。ASA はトライXの200。


カメラは FinePix S2 Pro 。
シャッター速度 1/250S だと絞りは、なるほど。

これを撮るときちょっとダイヤルがズレました。実際はちゃんとセットしたんです。

カメラの ISO を 200 にしてシャッター速度を 250 にセット。


絞りはこんなところかな。


これで撮影。問題なさそうです。


次に Arriflex のために準備した ND 1/8 フィルターを経由してテストです。


絞りを3段開ける必要があります。


Arriflex はシャッター速度が 1/48 という、スチールカメラ的な感覚よりスローで、もちろん速度は固定です。
ND フィルターなしでは絞りがとんでもない値になっちゃいます。

では、3段開けるとどうなるか。
赤の↓がシネカメラ用の24コマ、シャッター速度 1/48 S です。Arriflex の180°に対応しているので便利。


FinePix のシャッター速度を 1/48 に一番近い 1/45 にします。


絞りはこんな感じかな。


レンズの前に ND フィルターを手でかぶせて


撮った結果がこれです。不具合はありません。


ついでに露出計を空に向けてみましたが指示はほとんど同じです。



ND 使用

露出設定が難しい被写体も試してみました。
離れた所で測定したら花がオーバーになって白い花になったので花のすぐ近くで測定して撮ったら成功。

ND 使用

順光線は楽です。

ND 使用

実は Arriflex 付属の Angenieux は本来後玉の所に小さく切ったゼラチンフィルターを入れるようになっているんです。

でも今時ここに入れる ND フィルターなんて手に入らないだろうしネットで大径のねじ込み式がいくらでも安く買えるのでこういうことに関しては便利な時代です。

失くしたと思って先日作った三脚ヘッドの回り止めねじが出てきました。
せっかく作ったけどオリジナルに戻しました。


暑い日が続きますが、自宅は標高 580m なので夜は外で夕涼み。最高です。
厳冬期は明け方にマイナス10℃以下になりますが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする