夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

三脚アダプターの部品完成 & FINEPIX S2 で初冬の風景を撮りに

2020-12-03 15:16:52 | Weblog
Ikegami の古い放送用カメラの三脚アダプター、通称「フネ」の SAFETY レバーは時間があったし日差しがあって気温が上がったので昨日の午後のうちに最初からやり直して出来上がりました。

これがまだ余っていた材料です。


今度はじっくり加工してオリジナルとほぼ同じ形になりました。


我ながら器用ですねえ。


溝の部分はヤスリをこんなふうに削ってシコシコと数ミリ何度も往復させて削りました。赤面


更にヤスリで微妙な部分を修正して完了。黙っていればオリジナルだと言ってもわかりません。


次は FINEPIX S2 です。徹夜で説明書を読み込みました。今まで使ってきた Canon EOS 20D とはまるで勝手が違うので頭の切り替えが大変です。


先日の試し撮りで次のショットでシャッター速度が勝手に変わっちゃうのが?でしたがこれは BKT (オートブラケティング)機能が ON になっていたからでした。BKT は同じ画像を露出をかえて撮影する機能です。
電池はアルカリ乾電池じゃたちまちアラームが出るので昨日買ってきたニッケル水素電池と入れ替えました。リチウムイオンの CR123 も買ってあります。各設定を初期状態に戻したのでこれで改めて試し撮りに行ってきましょう。

行ってきました。冬晴れで絶好の状況です。場所は飯山市の山の手、温井の水田地帯から東に入った一帯で、このあたりは最近知った面白い空間です。

奥まった畑の中にある溜池です。地図では認識していたし先日も近くまで来て迷ってしまった所。


視線を東に向けると畑が広がっています。


池の奥に小さな島があって面白そうなので池のふちの道を歩いて行ってみました。


ちょっとした広場は枯れた芝の上に落ち葉、その上に裸木の影が落ちていました。


来たときと違う道でこんな空間がありました。露出計を頼りにカメラの設定を変えて3枚撮りましたが露出計の通りに撮ったこれがベター。


先に進むと


あたりを散策。花が風に揺れていたので絞りを開き気味に、シャッター速度を早くして

背景をぼかすのは嫌いですが敢えてやってみました。

私好みの空間です。


帰りに通った道から。山裾に鍋倉高原の広大な畑が見えます。初冬ならではの澄んだ空気と色彩、爺の感性にぴったり一致します。

ちょっと脇道に入っただけでこんな風景に遭遇するとは、北信濃はいいですねえ。

何度も通っている道の脇、畑の脇に柿の木。行くときも気になっていました。


このカメラは Jr の物でレンズは 35mm の単玉を装着しています。古いスチールカメラ用ですから AUTO 機能は使えません。
今日は露出計を持っていきました。これは前に廃盤の電池対策でダイオードを入れた物ですが全く問題ありませんでした。


もうひとつ、入射式露出計も持っていったのですが、歳なのか使い方を忘れちゃいました。夕べこたつで試したときは簡単にわかって試写もバッチリだったのに。
入射式はもう一台あってこちらは説明書が付属しているので帰ってから確認。


すぐに思い出しました。次はこれも持っていきます。


FINEPIX S2 はフィルムに近い画像にこだわったカメラらしいんですが、確かにデジカメ臭くなくてすっかり気に入りました。今までデジカメは広角側を常用してきましたが標準レンズの特製はいいですね。撮り方で広角的にも望遠的にもなると再認識しました。
露出計を使ってシャッター速度と絞りの組み合わせをどうするか、それを考えて決めたら手動でピントを合わせる作業は実に楽しいものです。
すっかりこのカメラにはまっちゃいました。
コメント
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