自然はともだち ひともすき

おもいつくままきのむくままの 絵&文

夢世界

2018年01月13日 | 絵と文
    

夜中の二時です。

お正月休みの或る夜のこと。
我慢は限界になりようやく暖かい布団の中から抜け出しました。
探し当てたガウンになんとか袖を通し、ふらふら手探りで寒い室外へと戸を開けたら。

え~っ? これは?
いつもひっそりのもの淋しい暗闇の一画が… 

汗ばむほどのぽかぽか陽気
大から小までの照明という照明は全開されて煌々とまぶしく
大きな黒い食卓の上は平面やら立体やら前方後円やら円錐形やら呼び方も知らない機器が占め
白い床の上はまた足の踏み場に困るほど思い思いにコードがのたくっています。

何だか宇宙船のAI基地みたい
「○○…、○○…。 今度は×××の主題歌を頼みますよ」
机の向こうから息子の顔がひょっこり覗いたと思ったら
円錐形に向かって話しかけ、答える女声は柔らかで会話も楽しそうです。

あれ?彼いつから宇宙人になったんでしょうね
でも、ちょっとこのムード音楽あまりこの場にふさわしくないんじゃない?
寝ぼけ眼にもつれた頭の回線は少しずつ繋がってきたようでしたが
「早くトイレに行っておいでよ」息子がニコニコして私に言い。

そんな様を見ていたらしい孫たちの笑い顔を思い浮かべると
「化石人のお出ましだぁ」って書いてあったような気がしてくるんですよゥ
ったく ・゜゜(>_<)゜゜・




夜中の2時です。
今はウソのようにひっそりと、暗闇に沈んでいる無人の世界です。

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