夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『弘法寺の枝垂れ桜』の想いで・・♪

2008-04-07 06:08:00 | 定年後の思い
昨日の日中は庭の手入れに専念していたので、
夕方の6時過ぎに寝付き、深夜の一時過ぎに目覚めた・・。

少しぼんやりとして、読売新聞の朝刊を読み残した記事を読んだりした・・。

歌人・長谷川 櫂の【四季】の連載記事を読みながら、
私は微笑んだのである・・。



まさをなる空よりしだれざくらかな
          
           詠み人・富安風生


俳句を選定し、氏の解説に、


『南総里見八犬伝』の伏姫にちなんで伏姫桜。
千葉県市川市真間の弘法寺にみごとな枝垂れ桜がある。
この句、春爛漫の青空から滝しぶきのように枝垂れ落ちてくる薄紅の花また花。
樹齢四百年、江戸幕府が開かれたころからここにある。


と綴られて折、弘法寺にある満開に咲き乱れる写真が掲載されていた。


私は家内と結婚し、市川市真間山の最寄にある賃貸マンションを借りて、
新婚生活のスタートしたのは、昭和51年の春であった。

マンションの窓辺から、真間山にある弘法寺(ぐほうじ)が一望でき、
私はこの情景に魅せられて、借用したのである。

家内は中学生の頃から茶事を学んでいたので、
弘法寺の隅にある茶室も使わせて頂いた体験もあるので、
新婚旅行から帰宅した後、私達は休日にたびたび弘法寺を散策したりした・・。

ここで枝垂れ桜に出会ったのであるが、
私は呆然と立ちすくしたのである。

『XXちゃん・・見事な枝垂れ桜だよねぇ・・
まさに美の結晶だょ・・』
と私は新妻に云ったりした。


http://seaport.hp.infoseek.co.jp/guhoji.html

ネットで検索し、作者は不明ですが,
『真間山弘法寺の枝垂桜』と題されたのを無断であるが掲載させて頂きます。
《撮影日・平成17年4月》
注意・私が観た頃の時代は、このような華やかでなく、
もう少し静寂な情景でした。


私達夫婦は、この地に人生のあらゆる出発としたかったので、
この地に本籍を移した。

そして私達は弘法寺から里見公園の桜を誉(ほ)めたりして、
桜の時節を過ごした。


2年間ばかり真間山の付近の賃貸マンションで新婚生活を過ごした後、
私の実家の近くに一軒屋を構えた。

家内が『戸籍謄本』が必要となり、私は一人で市川市の市役所で受領した後で、
私は懐かしい弘法寺に立ち寄ったのは昭和54年の春であった。

小雨の降る中、枝垂れ桜は煙るような光景であり、
私は傘を差しながら、ため息をしたりし、長らく見つめていた。


このような情景を齢を重ねた63歳の私は思い返したりしている・・。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ときには、庭の手入れ・・♪ | トップ | 上総亀山滞在記-1 【2004.... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

定年後の思い」カテゴリの最新記事