夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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高齢者の高額療養費見直しは貧困拡大の可能性がある、年金生活の72歳の私は学び、やがて憂いながら・・。

2016-10-08 15:36:03 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅に住む年金生活している満72歳の身であるが、
昨夜 愛読しているネットの『ダイヤモンド・オンライン』を見ている中、
【 高齢者の高額療養費見直しは貧困拡大の可能性がある 】と見出しを見て、
私は高額療養費見直しは無知であったので、どのようなことですか、と思いながら記事を読んでしまった。

この記事は、『ダイヤモンド・オンライン』の中で、『ライフ・健康』分野がある中で、
『知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴』と特選された連載記事があり、
私が見た記事は【第125回 高齢者の高額療養費見直しは貧困拡大の可能性がある】であり、
この分野の詳しいフリーライターの早川幸子さんの寄稿文である。

そして『ダイヤモンド・オンライン』に2016年10月7日に配信されていて、
無断ながら転載させて頂く。

《・・高齢者の高額療養費見直しは、貧困拡大の可能性がある

2015年1月に現役世代の高額療養費が見直され、2016年4月には入院時の食事療養費の値上げ、
紹介状なしで大病院を受診したときの定額負担の義務化など、ここ数年、医療費の負担増が相次いでいる。

「医療費の負担増はやむなし」という流れのなかで、最後まで守られてきたのが高齢世帯だ。
            

高齢世帯のおもな収入は公的年金で、現役世代に比べると、相対的に所得は低い。
その一方で、病気やケガをして、医療を必要とする機会は増える。
こうした高齢者特有の事情を考慮して、70歳になると医療費の自己負担は、現役世代に比べると低く抑えられてきた。

これまで何度も引き上げの機運は起こったものの、高齢者の医療政策は、
時の政権の先行きを左右するため、長く据え置かれたままになっていたのだ。

だが、2014年度の国民医療費が40.8兆円となり、過去最高を記録。
2015年度は41.5兆円(概算医療費)となる見込みで、3分の1は高齢者の医療に費やされている。

現役世代の健康保険から支払う高齢者医療への拠出金が、年々増加していることもあり、
厚生労働省の審議会では、高齢者の負担増を容認する声が、多数を占めるようになってきている。

そのひとつが、これまで据え置かれてきた高額療養費の上限額の見直しだ。
たしかに増え続ける高齢者医療費を賄うためには、どこかに財源を求めなければいけない。
だが、病気やケガをしたときの自己負担を増やすのは、正しい判断なのだろうか。
            

☆激変緩和措置で導入された 「通院のみ」の限度額

高額療養費は、医療費が家計に過度な負担を与えないように配慮した制度で、
現在、70歳以上の人の高額療養費の限度額は、所得に応じて4段階。


   区  分            一か月自己負担上限額(通院のみ)
※現役並み所得者・・・・・・・・・・・・4万4400円
(月収28万以上、窓口負担3割の人)

※一般・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1万2000円

※低位所得者・・・・・・・・・・・・・・・・・8000円
(住民税非課税世帯)

※低位所得者・・・・・・・・・・・・・・・・・8000円
(住民税非課税世帯、年金額80万円以下)


現役世代とは異なり、70歳以上は「通院のみ」の上限額が設けられているのが特徴だ。
これは2002年10月に、通院時の自己負担額の月額上限を撤廃し、
定率1割負担になったときに設けられた特例で、新制度導入の激変緩和措置として導入された。

「一般」の人の1ヵ月の限度額は、入院のみ、または通院と入院の両方をした場合は4万4400円だが、
通院のみの場合は1万2000円になる。
            

最近は、がんの治療も通院で行われるのがほとんどで、入院しなくても医療費が高額になるケースが増えている。
このところ世間を騒がせているオプジーボ(一般名ニボルマブ)を使った治療もそのひとつだ。

オプジーボは、「免疫チェックポイント阻害薬」という新しいがんの治療薬で、
免疫の働きにブレーキをかけるがん細胞の力を解除して、免疫を活性化させることで、
がんの分裂・増殖を抑えるというものだ。

2014年7月に、皮膚がんの一種である悪性黒色腫(メラノーマ)に健康保険が適用され、
2015年12月に非小細胞肺がんにも、追加承認された(いずれも手術できないがんの場合)。

オプジーボは、患者の体重などに応じた分量を、3週間おきに投与するのが標準的な使用方法で、効果が出ている間は使い続ける。
その多くは通院で行われており、肺がんの患者に投与すると1ヵ月の薬剤費だけで、ひとり250~300万円にのぼる。

だが、70歳以上で一般的な所得の人なら、高額療養費の外来特例が適用されるので、
自己負担するのは1万2000円。1年でも14万4000円だ。

現役世代で一般的な所得の人は、同じ薬剤を使用するにしても、最初の3ヵ月は約9万円を負担する。
4ヵ月めからは多数回該当が適用されて4万4400円になるが、1年では67万円程度の負担となる(2年目以降は53万円程度)。
            

高齢者医療への現役世代の健康保険からの拠出金の負担が大きくなるなか、
世代間の公平を図るためにも、高齢者の高額療養費を見直すべきという意見が大半を占めるようになっている。

具体的な方法として上げられているのが、70歳以上にだけ設けられている「通院のみ」の撤廃だ。
通院・入院の区別をなくし、一律の金額にすることが提案されている。

また、70歳未満の高額療養費が、2015年1月から5段階に細分化されたのを受け、
70歳以上の「一般」「現役並み所得者」の上限も、収入に応じて細分化することが検討されている。
            

☆高齢者世帯の医療費自己負担は 現役世代の2倍に及ぶ

たしかに、高齢者の高額療養費の限度額は、現役世代に比べると低く抑えられているが、
実際に家計から出ている医療費の自己負担額は、現役世代よりも高齢者のほうが高い。

9月29日行われた第97回厚生労働省医療保険部会の資料「高額療養費制度の見直しについて」によると、
20~64歳の人の年間医療費は3.9万円なのに比べて、75歳以上の人は7.5万円。

高額療養費の限度額が低く抑えられているのにもかかわらず、
高齢者は現役世代の2倍の医療費の自己負担をしているのだ。

年収に占める医療費の自己負担分は、20~64歳の人が1.4%だが、
75歳以上は4.4%で、家計のなかで医療費が占めるボリュームも大きくなっている。

これは、複数の疾患を抱えやすい高齢者特有の受診行動からくるもので、
自己負担の部分で見ると、すでに高齢者は十分に負担しているといえるのだ。

今回、高額療養費の上限額の引き上げ対象になるのは、現役並み所得者だけではなく、
年収370万円未満の一般所得者にも及ぶとされている。

今は年金収入などで暮らせていても、自己負担の増加幅が大きいと、
何かをきっかけに、貧困に陥る可能性も否定はできない。

だが、応能負担という社会保険の原則に照らし合わせるなら、
それは病気やケガをしたときの自己負担ではなく、保険料を優先するのが筋というものだ。

高齢者医療の負担増の話し合いでは、
75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度の保険料軽減策の特例撤廃も打ち出されており、
こちらも「本則通りに見直すべき」という意見が大半を占めている。

だが、政治的に見ると、保険料の引き上げはどうも旗色が悪い。
            

☆消費税増税延期によって 保険料引き上げが頓挫

もともと、後期高齢者医療制度には、法律で決められた保険料の軽減措置が設けられている。
ところが、制度開始の前年(2007年)の参院選で大敗した自公政権は、
高齢者の票離れを恐れて、本来は行うはずのなかった保険料軽減の特例を導入したのだ。

後期高齢者医療制度の保険料は、すべての加入者が負担する「均等割り」と、
年金などの収入に応じて負担する「所得割り」の2つで構成されている。

まず、低所得層の均等割り部分は、本則では最大7割引だったところを、
特例では最大9割引に拡大。

また、75歳になるまで自分で保険料を負担していなかった元被扶養者(夫が元会社員や元公務員の妻)は、
本則では加入から2年間は、均等割り部分を5割引、所得割り部分は全額免除となっているが、
特例では所得に関係なく無期限で均等割り部分を9割引、所得割り部分を全額免除としたのだ。

たとえば、年収80万円の単身者の月額保険料は、本則通りなら1130円だが、
この大盤振る舞いの割引のおかげで、現在は380円に抑えられている。

2016年度は、特例によって保険料軽減の対象となっているのは916万人。
特例措置の穴埋めのために投じられる予算は945億円で、2008年の制度開始からの累計は7234億円にも及ぶ。

この負の遺産を取り払うため、社会保障改革のスケジュールを決めたプログラム法では、
後期高齢者医療制度の保険料特例は、2017年度から見直されることが決まっていた。

だが、特例廃止による低所得層対策を、消費税を8%から10%に引き上げることで
得られる財源で賄うことにしていたため、消費税増税が中止された今、引き上げの目処が立たなくなってしまったのだ。
            

☆高額療養費の引き上げは 貧困拡大の可能性も

社会の構造が大きく変化し、一概に「高齢者=弱者」とは言いがたくなっている。
行き過ぎた雇用の流動化によって、不安定な暮らしを強いられている若い世代がいる一方、
高齢でも高い収入を維持し、高額な資産をもっている人もいる。

そうした余裕のある高齢者に、社会保障に必要なお金を負担してもらうこと自体は悪いことではない。

だが、高額療養費の上限額の引き上げは、お金がないといった理由で、治療をあきらめる受診抑制につながりかねない。
また、医療費の支払いによって生活が立ち行かなくなり、反対に貧困を拡大させ、生活保護に陥る人を増やす可能性もある。

「能力に応じて負担し、必要に応じて使う」という社会保険の原則に照らし合わせるなら、
高齢者への医療費負担は、保険料を優先するのが筋というものだ。

とくに、後期高齢者医療制度で特例対象となっている「元被扶養者」のなかには、
低所得ではない人も含まれている。

また、同じ年収でも、「元被扶養者」というだけで保険料割引を受けられ、
世代内での不公平も生まれている。

こうした矛盾を解消しないまま、取りやすい高額療養費の限度額だけを引き上げても、国民の理解は得られまい。
厚生労働省では、高齢者医療のあり方を年末まで議論し、結論を出す予定だ。
そこで、どのような話し合いが行われるのか。審議の行方を注視したい。・・》

注)原文にあえて改行を多くし、表は加工した。
            

私は記事を読み終わった後、溜息を重ねた後、やがて憂いたりした・・。

私は昨年の晩秋に、白内障で健康保険適用外の左眼、右眼を受け70万円の手術料、
そして前後には治療費は、健康保険適用『2割』で数万円を支払い、
そして今年の3月に、大腸ガン検診の大腸の内視鏡の受診し、健康保険適用『2割』で2万円前後を要した。

そして70歳以上の人の高額療養費の限度額の特権として、
一か月自己負担上限額『一般』1万2000円に基づき、私の住む調布市から、還付連絡を頂き、
いずれも樋口一葉さんのお札に満たない額を返金された。

こうした時、少子高齢化の中、高齢者は長寿となり、医療費は高騰し、
私は国民健康保険『2割』の身ながら、果たして大丈夫かしら、と憂いたりしてきた・・。
            

私は日頃から、何かと働いて下さる現役の諸兄諸姉に注視しているひとりある。

もとより日本の社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用は、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取っているので、
働いて下さる現役世代の諸兄諸姉が、その時の高齢者を支えている現実からでもある。
                         
こうした中で、少子高齢化が増す社会となり、年金、医療、介護などの社会保障費は膨張し、
やむなく年金の削減、医療、介護の見直し改定が実施されてきた。

そして過酷な現実として、年金、医療、介護などで、毎年一兆円が増加している。
       
更に昨今、国税庁による「民間給与実態統計調査」に寄れば、
1人あたりの年間平均給与は、継続的に下がり続け、
平成16年には438.8万円だったのが、平成26年には415.0万円と知ったりした。

ここ10数年は、民間会社は短期に成果が問われる時代の中、常時リストラともいわれたりして過酷な時代になり、
多くの会社は正社員は6割、契約社員、アルバイトなどは4割、と知り、深く憂いたりしてきた。

こうした状況が放置すれば、現役世代の諸兄諸姉からすれば、高齢者は過重負担する人たち、
と思いながら険悪し、粗末にする風潮も予測できるので、
私は働いて下さる諸兄諸姉に、ときおり感謝を重ねたりしている。
            

家内の母は私より14歳年上の86歳の身であるが、
10年前の頃から内科、眼科、整形外科などに通院して、やがて昨今は要介護・2となり、
ケア・センターなどに通院している。

こうした中で、私は後期高齢者は、『1割』自己負担と学んだりしてきた。


今回の記事に於いて、75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度の特例実態を初めて学んだ。
やがて私たち世代、そして家内たちの団塊世代が75歳以上の後期高齢者になった時、
果たして現状制度の後期高齢者医療制度は、国家の財政悪化の中、維持困難となり、やがて破綻すると思い馳せたりした。
            

そして多くの御方が治療も受けられずに病院迷子になる破綻を回避するには、
少なくとも私が享受している『所得に応じて4段階で、70歳以上の人の高額療養費の限度額』制度で、
すべての高齢者に適用するしかないと思案したりした・・

実施時期は、自公民は後期高齢者の選挙などの思惑などを越えて、出来る限り早期に実施し、
日本の医療制度を維持を継続するが肝要、と思い馳せたりしている。

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