夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

糖尿病・高血圧・脂質異常症は、なぜ脳にもダメージ与える、77歳の私は学び・・。

2022-08-09 12:38:16 | 喜寿の頃からの思い
先程、ときおり愛読している【日刊ゲンダイヘルスケア】を見ている中、
『 ~
認知症治療の第一人者が教える 元気な脳で天寿を全う~
糖尿病・高血圧・脂質異常症は、なぜ脳にもダメージ与えるのか? 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の77歳の身であるが、
恥ずかしながら、過ぎし66歳の時に健康診断で糖尿病と診断され、
この後は多少の自助努力で、糖尿病の予備軍のひとりとなっている。

このような事情もあり、今回の記事を精読してしまった・・。




この記事は、順天堂大学医学部名誉教授の新井平伊さんが、
認知症治療の第一人者が教える 元気な脳で天寿を全う』、
と題された寄稿文のひとつで、【日刊ゲンダイヘルスケア】に8月9日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。


《・・糖尿病、高血圧、脂質異常症の生活習慣病は、
「2つ、ないし3つとも」という人が珍しくありません。

もっと言うなら、肥満の人は、
糖尿病、高血圧、脂質異常症の3つの生活習慣病を抱えている人が多い。

その理由は、肥満は糖尿病の主なリスク因子であり、
高血圧、脂質異常症の主なリスク因子でもあるからです。

 肥満になると、「TNF-α」「レジスチン」という物質の分泌量が増えます。

これらは脂肪を蓄える白色脂肪細胞から分泌されるもの。

TNF-αとレジスチンの量が増えると、
血液中のブドウ糖が肝臓・筋肉・脂肪組織へと取り込まれにくくなり、
血液中に糖が停滞して高血糖になります。

糖は「酸化」などの化学反応から血管の内側の壁を傷つけ、
血管にダメージを与える性質があるため、高血糖が続くと、
動脈硬化が進行します。



肥満は、血管を収縮させるアンジオテンシノーゲンという物質も

増加させます。

すると血圧が上昇し、血管の壁に負担をかけ、
やはり動脈硬化の進行につながります。

肥満は、脂質異常症の原因でもあります。

肥満によって遊離脂肪酸という物質が血液中に増え、
その一部が肝臓で中性脂肪やコレステロールに変わり、
血液中に戻され、結果、血液中の脂質が増えるから。

糖尿病、高血圧と同様に、動脈硬化を進行させ、
血管にダメージを与えます。

動脈硬化で血管がもろくなれば、心臓では狭心症や心筋梗塞、心不全、

脳では脳梗塞、脳出血などの脳血管障害を引き起こします。

血管性認知症になりやすいこと、
アルツハイマー病になるリスクが高まることも、報告されています。



■高齢になってからの対策では不十分

40代、50代くらいですと、

認知症については、まだまだ先というイメージがあるかもしれません。
もうちょっと年を取ってから、対策を講じても遅くないのでは・・?
 そう考えている人もいるでしょう。

しかし、糖尿病は「発症後10年以内なら、
肥満を解消し、肝臓と膵臓に蓄積した脂肪を減らすだけで、
糖尿病が『治った』と同じ状態(=寛解)を維持できる」
という発表があります。

言い換えれば、早い段階で生活習慣を改善し、脂肪を減らさなければ、
寛解が難しい。

また、中高年の時に高血圧を放置していると、

高齢になってから、認知症になる確率が高まることがわかっています。



さらに脂質異常症に関して、40~60代で、
高コレステロール血症(LDLコレステロール、いわゆる悪玉コレステロールが高い)になり、
そのまま放置していると、
アルツハイマー病になりやすいことが明らかになっています。

高齢になってから脂質管理を始めても、
認知機能の低下を防ぐ効果は、得にくいとされているのです。

認知症対策は、すなわち生活習慣病対策でもあるのです。

とても長いスパンで考えるなら、「認知症のなりやすさ」、

つまり体質が、親から子へと伝わっていくともいえます。

濃い味を好むか薄味嗜好か、野菜多めのバランスの取れた献立か、
肉中心や単品中心の献立か、体を動かす習慣が普段からあるかどうか、
間食が日常的かどうか、喫煙やアルコール習慣が身近にある環境かどうかなど。

これらは、家庭ごとに「傾向」があり、

親がしていたことは、子が長じてからも受け継いでいるケースがよくあります。

「太りやすい家系」、「痩せやすい家系」とはよく聞く言葉ですが、
 もちろん、体質もあるものの、親から子へと受け継がれた
生活習慣も大きく関係しているように思います。

アルツハイマー病の発症に関係するアミロイドβは、

長い年月をかけて蓄積します。



だから40~50歳代に検査を受け、アミロイドβの蓄積具合によっては、
積極的な対策を講じていくことは重要。

そして理想を言うなら、認知症になりやすい生活習慣、
なりにくい生活習慣を考えるなら、40~50歳代とは言わず、
それこそ思い立った時から、子の健康的な将来を確立する上でも、
行動変容を試みたほうがいいかもしれません。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



今回、アルツハイマー病の基礎と研究を中心とした老年精神医学も精通され、

順天堂大学医学部名誉教授の新井平伊さんより、
《・・糖尿病・高血圧・脂質異常症は、なぜ脳にもダメージ与えるのか?・・》、
多岐に及び、多々教示されたりした。



過ぎし2010年(平成22年)の秋、私は66歳の健康診断の時の結果、
『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記されてしまった。 
私は青ざめ、翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、そして問診の時、
『国内旅行に何とか70歳ぐらいまで行きたいので・・何なりと御指導をお願い致します』
と私は内科の医院長に懇願した。
 
そして高橋真梨子さんが唄われた『桃色吐息』は妖艶であるが、
体力の衰えた66歳の私は、蒼色吐息のような表情で、内科の医院長のアドバイスを聴いたりした・・。
 
私は家内との共通趣味は国内旅行であり、糖尿病の場合は、もとより食事制約がある。
このような時、家内と共に旅行の宿泊先で美味しい夕食を頂けそうな時、
私は食べてはいけない料理だったら、余りにも惨(みじ)めである、と思ったりした。
 
やがて医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、 軽い運動を毎日して下さい、と私は言われた・・。
 
この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら野菜を多くした料理を作って貰い、
これ以来、朝夕頂いたりした。
 
そして私は、ウォーキングをしたり、或いは早足で遊歩道を歩いたりし、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、と夕食の時も煎茶を飲んだりしていた。
 
          
 
こうした中、私は最寄の内科に8週間毎に定期検査日、そしてこの間に検査結果日と健診を受けて、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外は、ほぼ優等生となって、改善努力の成果となっている。

この時、医院長より指針とされたことは、
糖尿病の指標となる血液検査項目の
HbA1cに於いて、
糖尿病の境界値である6.5%を切れば、糖尿病予備群となります、
このようなことを言われたりした。

そしてこうした定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、
日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしている。
 
しかしながら家内は、糖尿病の予備群ですから、程々に注意して下さい、と言われる時もある。

このように私は、私は最寄の内科に8週間毎に定期検査日、
そしてこの間に検査結果日と健診を受けて、早や12年目となっている。



私は2004年(平成16年)の秋に民間会社を定年退職時となり、
多々の理由で年金生活を始めた。

もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸17年半を過ごしてきた。

そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。



このような私は、糖尿病の予備軍のひとりとなっているが、
今回の記事で学んだ《・・果たして脳にもダメージは・・》、
ドキュ~ンとしたりした。

しかしながら何かとプラス思考の私は、
好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしているので、

衰えたなりの脳であるが、大丈夫だょなぁ・・と心の中で呟(つぶや)いたりしている。

コメント
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