夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

年金生活で『生活費』以外の必要な経費を学び、改めて年金生活14年生の私は、困苦させられ・・。

2017-12-13 16:04:50 | ささやかな古稀からの思い

確か二か月前に知った暮らしとお金を考えることをテーマにした情報メディアの【ファイナンシャルフィールド】を、
昨夜、見たりしている中、

『 ゆとりある老後生活を望むなら、貯蓄額4200万円? 』と見出しを見た。 

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後39年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。 

私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、程ほど貯金を取り崩しながら
ささやかに過ごしている。

私は過ぎし2004年(平成16年)の秋に民間会社を定年退職した後、多々の理由で年金生活を始め、
丸13年が過ぎて、早や14年目となっている。

私は年金生活を始めた当初、清く貧しく美しく、と掲げて生活してきたので、
やはり『ゆとりある老後生活を望むなら』に戸惑いながら記事を読んでしまった。

やがて年金生活で『生活費』以外に、必要なことを読み、改めて困苦させられたりした・・。

          

この記事は、一級ファイナンシャル・プランニング技能士の岩永 真理 (いわなが・まり)さんの寄稿文であり、
ファイナンシャルフィールド】に2017年12月5日に配信され、無断であるが転載させていだく。

《・・退職後に年金生活になると、年金収入だけで生活を営むのは、大変と言われています。
そのため、自助努力が必要とされ、早くから老後の資金を準備するべく
確定拠出年金を利用することも推奨されています。

では、年金生活に入る前に準備しておくべき貯蓄は、一体いくらなのでしょうか。
平均寿命が年々延び、我々は長生きリスクも背負っています。


また、年金が支給される年齢は、現段階では一般に65歳からですが、
少子高齢化が進み、年金財政も厳しい中で、今後70歳からなどに繰り下がるリスクや
年金額自体が減少する可能性もあります。


リタイア後の生活や住宅ローンの一括返済などに一役買っていた退職金も、
支給される会社が少なくなる、或いは支給額も減る傾向にあります。

          

☆まずは年金額の把握

リタイア後は、年金が収入の大黒柱となるので、
およそいくらくらい支給される見込みなのか、各自のケースについて知っておくことが重要です。

ねんきん定期便は、毎年誕生月に送られてきますが、
これまで支払った年金保険料の金額に見合う現時点での年金額が記載されています。

 
若いかたは特に、今後も何10年と年金保険料を払い続けるので、
ねんきん定期便の数字だけでは65歳時点で、いくらもらえるのか正確な金額が把握しづらいので、
日本年金機構のサイト「ねんきんネット」へ登録することをお勧めします。

ねんきんネットに登録すると、現在の仕事のまま年金保険料を支払う場合や、
転職して収入が減った場合など、様々な仮定に基づいて65歳時の年金額を試算することができます。

 
参考までに、総務省「家計調査」(2016年)によれば、
世帯主平均年齢73.2歳の二人以上の無職世帯の実収入平均は、月約21万円です。

 

☆現在の支出(生活費)を確認

次に現在の支出がいくらなのか、把握しておく必要があります。
家計簿をつけているかたは、簡単に導きだせるかもしれませんが、
家計簿をつけていないかたも、およそいくらくらい月平均で使っているか、
数か月だけでも記録してみましょう。

これに基づいて、老後の費用を見積もります。

 
老後の費用は、一般に65歳以降の費用と考えます。
その頃子供が独立していると考えられれば、子供の教育費や食費などの費用を除きます。


現在4人家族で、老後は夫婦二人の生活費を見積もりたい場合は、
暫定的に現在の生活費の8割程度を見込んでもよいでしょう。

 
生活費は、住んでいる地域や生活レベルによっても大きな差がありますが、
老後の高齢夫婦無職世帯の支出の平均は、総務省「家計調査」(2016年)によると、月約24万円です。


旅行やレジャーなどを含めるゆとりある生活費(生命保険文化センター、平成28年度)の平均金額は、
月約35万円になります。

          

☆上記の収支でマイナスになると、それが最低必要な貯蓄額

上記の年金額から支出額(年額)を引きます。
数値がマイナス、つまり不足額があれば、
それが一年間に貯蓄から、取り崩さなければいけない金額です。

 
それが何年間必要かは、何歳まで生きるかということになりますが、
実際いくつまで生きるかは、正直誰にもわかりません。
平均寿命までとするのが、一つの考え方です。

 
または、男女の平均寿命が異なるため、夫婦二人でおおまかに計算する場合は、
夫90歳まで、更に余裕を持たせるなら夫100歳までを見込むという考え方もあります。

 
例えば、上記総務省「家計調査」のケースでは、
実収入平均 月21万円 - 支出平均 月24万円 = △月3万円 (年額△36万円)
となります。
 
これを、仮に65歳~90歳までの25年間を計算すると、
年額不足額 △36万円 × 25年 = △900万円
となり、65歳時に必要な生活費補てんのための貯蓄額は、900万円になります。
 
ゆとりある生活を望む場合は、月35万円の支出になるので、
実収入平均 月21万円 - 支出 月35万円 × 12月 × 25年 = △4,200万円
となり、老後に必要な費用は4,200万円となります。

         

☆最低必要額以外に必要なものは?

気を付けなければいけないのは、上で計算した金額は、あくまでも「生活費」に必要な貯蓄額です。
それ以外にも、以下が必要になると思いますので、上記金額に適宜下記を加えてみてください。


・医療費

・家の修繕費、または有料老人ホームなどの入居金
・親の介護費用 など
 
老後の費用を見積もるには、老後どのような生活をしたいか、
その生活レベルによって大きく変わってきます。

理想とする生活を目指して、その金額を用意する努力をしていくのもよいですし、
逆に生活レベルを徐々に縮小していくことができれば、
目標金額が達成できなくても、必要以上に悲観しなくてもよいかもしれません。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした

                                       

私は中小業のある民間会社に35年近く奮戦してきたが、
そして最後の5年はリストラ烈風の中、あえなく出向となり、何とか年収1千万円台で卒業できたが、
大企業で栄進された方、或いは官公庁の上層部のように高額所得地位にも成れず、
つたない私は、程ほどの年収、退職金であり、金融資産も程ほどとなっている。

こうした中で、多くの方たちから人生の3大支出と称される教育資金、住宅資金、老後資金の中で、
無念ながら私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、子供の教育資金は不要となり、
結果として程ほどの預貯金は出来たりしていた。

こうした中で、経済にも疎(うと)い私が、
信愛している経済ジャーナリストの荻原博子さんなどの数多く著名人の寄稿文を読んだりした。

そしてデフレ経済の蔓延している中、定年時に持家(マンションか戸建て)のローンは返済完了となり、
預貯金が3000万円あれば、公的年金を受け取りながら堅実に年金生活をし、
少しづつ取り崩して生活すれば、少しはゆとりのある年金生活ができるかしら、と学んだりした。

やがて2004年(平成16年)の秋に出向先で定年退職時となり、
働くことを卒業して、清く貧しく美しくを念頭に年金生活を始めた・・。

                   

我が家の生計は原則として、私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂いた範囲で、
日常生活を過ごすことを原則としている。

そして耐久品の購入、冠婚葬祭、そして私たち夫婦の共通趣味の国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して、ここ丸13年ばかり過ごしてきた・・。

こうした中で私たち夫婦は、月初めには家計簿をお互いに確認しながら実施している。

もとより社会の少子高齢化の中で、公的年金は目減りは減少してきたので、
私たち夫婦はお互い趣味の費用を捻出する為に、収支の実態をお互いに確認し、
ささやかに生活を過ごしたく、家計簿の月次決算をしている。

私たち夫婦は年金生活をして14年目となるが、我が家の銀行、郵便局、信託銀行などの貯蓄は、
安全利回りが原則で、周知の通り金利はわずかである。

そして年金生活を始めて数年は、私は1944年(昭和19年)9月生まれであるので、
年金の満額の支給は62歳であり、それまでの2年間は満額のほぼ半分となるので、
200万円前後の赤字となったりした。

その後は毎年は120万円前後の赤字の実態なので、予定通り貯蓄の残額は減るばかりとなっている。

                                             

保険関係に関しては、年金生活を始めてまもなくすべて見直して、
現役サラリーマン時代より、生命保険、死亡保険、医療保険、傷害保険は、ほぼ半減に修正し、
火災保険、家財保険だけは従来通りとした。

やがて2011年(平成23年)10月初旬、遅ればせながら『高額医療費制度』を学んだりした。
そして程ほどの貯金があれば、『国民健康保険』、『介護保険』もあり、
高額治療になった場合は、程ほどの自己負担で済むから、生命保険、死亡保険、医療保険、傷害保険を解約したりした・・。


我が家は、30年前、そして20年前にリフォームをした後、
私が定年退職する数年前、雨戸、外壁、垣根、門扉など最小限にリフォームをしたりした。

そして昨今、古惚けてしまった家に住んでいるが、少しペンキが剥がれかかった窓枠などを見たりして、
たとえ家を建て直すと、少なくとも数千万円を要し、老後資金が乏しくなり、
訪れたい国内の各地にも旅行費の捻出に、困苦すると思われるので、やむなく私は微苦笑したりしている。


親の介護に関しては、私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなり、
遠方の地に一戸建てに住んでいる。

一昨年より家内が家内の母宅に宿泊数が多くなってきたことは、
私にとっては、まさかの出来事のひとつとなっている。
                          
やがて家内の母が『要介護2』となり、家内と家内の妹は交互に、
大半は家内の母宅に宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしているので、必然的に多くなり、
この間、我が家は私が『おひとりさま』の生活となり、これも人生だよねぇ、と私は独り微苦笑したりしている。


      

私は年金生活を始めた当初から、私は午前中の殆どは、平素の我が家の買物として、
家内から依頼された品を独りでスーパー、専門店で求め、買物メール老ボーイとなっている。

この後、独りで自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などを歩いたりして、
季節のうつろいを享受している。

こうした根底のひとつとして、何よりもいつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩くことが多くなっている・・。

もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフ健康体と信愛し、年金生活を過ごしている。
             

このような生活を過ごしてきた私は、神様か仏様か解らないが、80歳の誕生日を迎えられる、
ひよっとすると80代なかばまで、体力は衰えながらも、生きていられるかしら、ときおり思い馳せることもある。
            
しかしながら男性の多くは、70代となれば体力の衰えを実感して、75歳まではこれまでどおりの自立した生活ができるが、
80歳が見えてくる頃には、介護を必要とするようになり、
やがて80代後半では何らかの介護付き施設に入居する可能性が高くなる、と専門家の人から数多く発言されている。

こうした中、要介護認定されている場合は、
特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの介護施設のほか、
有料老人ホーム、 介護型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)やケアハウス、グループホームなどを学んだりしてきた。

      

そして私はいつの日にか要支援までであったら、何とか自宅で過ごせると思われるが、
やはり要介護になってしまったら、やはり介護施設に入居すると思案してきたりした。

やがてどちらかが国の支援を受けている費用が程ほどに適度な特別養護老人ホームに、
入居が叶(かな)わなくなってしまった時、
やむなく高価と称されている有料老人ホームに、自宅を売却して、入居しなくてはならない場合もある。

昨日、新聞の折込チラシの中、我が家の一キロちかくにある有料老人ホームが、
掲載されていた・・。

そして私はこっそりと見ると、入居一時金2500万円、
月額費用は22.2万円(税別)で、内訳として管理費は15万円(税別)、
食費7.2万円(税別/おひとり様一日三食)、と明記されていた。

たとえ入居できても、亡くなるまで、いつまで介護を受ける必要な期間が判らないことである。

       

やがて永がられば、永がえる程、もとより本人の介護自己負担額が増し、貯金は切り崩しても資金不足となり、
当然ながら、退所が余儀なくされて、行き場がなく迷子のような介護難民になることである。

私は裕福層には遥か遠い年金生活の身であるので、
介護施設の入居費、そして毎月の負担額が余りにも高価に、昨今も学びながら溜息を重ねたりしている。

やむなく、何かとブラス思考の私は、人それぞれ永(なが)らえるのは、自助努力も肝要であるが、
こればかりは神様か仏(ほとけ)さまの采配によるよなぁ・・と微苦笑したりしている。

今回の記事に於いて、最低必要額以外に必要なものとして、
・医療費

・家の修繕費、または有料老人ホームなどの入居金
・親の介護費用 など

と明記されていたが、やはり小心者の私は、いつの日にか有料老人ホームなどに入居した後が、
晩年期の最大の難関だよねぇ、と改めて困苦したりしている。

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