夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

老親の一人暮らし。悪徳業者に騙されないテクニック、遅ればせながら私は学び、多々教示されて・・。

2017-03-12 16:20:09 | ささやかな古稀からの思い
私は民間会社の中小業に35年近く勤め、2004年〈平成16年〉の秋に定年退職後、
その直後から多々の理由で年金生活をし、早や年金生活13年生となっている。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は私より5歳若い家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中で、私たちの両親は無念ながら家内の母だけとなっている。

そして家内の母は、我が家から電車・バスなどを乗り継いて2時間ばかりの千葉県のある市で、
一戸建ての独り住まいの生活をされて、早や12年半が過ぎている・・。
                         
そして家内は、家内の母が独り住まいとなった当初から、
安否を含めて、殆ど毎晩30分前後ぐらい電話連絡をしたりしている。
             

私たち夫婦は8年前の頃までは、年に数回は国内旅行に家内の母を誘い、
やがて、家内の母の『母の日』には、やはり温泉ね、と要望され温泉滞在旅行が多かった。

家内の母は、平素は女友達のグループで小旅行をしたり、街歩きをしたり、
或いは独りで実家の新潟県の上越市に訪れたりすることが多い。

この間、やはり後期高齢者の身であるので、内科、眼科、整形外科などに通院してきた。

このような中で、日常生活の身の廻りはある程度は出来ているが、
長女の家内は季節の変わるたびに、大掃除、季節ごとの室内のカーテン、布団、暖冷房器具、衣服、庭の手入れなどで、
7泊8日前後で母宅に泊りがけで行っているのが、ここ12年の恒例のようになっていた。

この間、私は『おひとりさま』の生活となっているが、
いずれは私たち夫婦は片割れとなり『おひとりさま』となるので、 特別演習かしら、
と思いながら私は過ごしている。
                                       

過ぎし6年前、家内の母は81歳を過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、
杖(つえ)を突いて歩く身となった。

やがて市の福祉課を通して、『要支援2』と認定されて、
市の福祉課からのアドバイスにより、住まいの一部を補修したりしたが、
介護の助成金のお蔭で、たった一割負担で済んだりした。

やがて一昨年の5月下旬より、家内の母は膝(ひざ)、腰も悪化して、大学病院に入院した後、
リハビリで近くの病院に行ったりしている。

そして家内と家内の妹は交互に、大半は家内の母宅に宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、
或いは通院の付き添いなどしているので、必然的に多くなっている。

やがて昨年の5月下旬、家内の母は市の福祉課が再審査を得て、『要支援2』から『要介護1』と認定されたりした。

何かしら身だしなみや掃除などの身の回りの世話に手助けが必要で、
立ち上がり、歩行、移動の動作に支えが必要とする時があり、
排泄や食事は殆ど自分でできるが、問題行動や理解の低下がみられることがある方が対象されている。

こうした状況を家内から教えられた私は、いよいよ老々介護の時代に私たち夫婦はなった、と実感してきた。
                                      

先程、私がここ5年何かと愛読しているネットの『PRESIDENT Online』を見ている中で、
【 老親の一人暮らし。悪徳業者に騙されないテクニック 】と見出しを見て、
家内の母、そして私たち夫婦も72歳と67歳の身であるので、こっそりと読んだりした。

この記事の原文は、CFP、消費生活専門相談員されている黒田尚子(くろだ・なおこ)さんが、
『PRESIDENT』の 2014年5月19日号に掲載された記事のひとつであり、
『PRESIDENT Online』に2015年1月6日に配信されていたが、無断であるが転載させて頂く。
             
《・・老親の面倒を見て、初めて気づいた本当に必要なこと。
安全、入院、人間関係、家計や家の管理、葬儀、相続・・。
多くの人が陥りがちな問題もこうすれば解決する。
             

☆緊急通報、見守りサービスで、同居しなくても安心を確保

話をわかりやすくするために、まず私の家族状況を説明しておこう。
夫と娘の3人で東京近郊に暮らしている。

14年前に父、その7年後に祖母が他界し、母は北陸の富山市の実家で、一人住まいである。
私は兄と妹の3人兄妹で、3人とも富山市を離れ、首都圏に在住している。

結婚当初に実家近くに住んでいた兄夫婦は、両親との折り合いが悪く、実家とは20年以上没交渉。
父、祖母の葬儀にも出席しなかった兄は、最近まで音信不通の状態だった。

7年前に祖母が亡くなり、一人暮らしの母は、一時心身のバランスを崩し、身内のケアが必要になった。

夫の勧めもあって私は、3歳の娘とともに母と同居することになった。
ところが私はその2年後、40歳で乳がんが見つかり右乳房を摘出、再建手術を受けることになった。

そこで母との同居生活は切り上げ、夫と娘、3人の生活を再開。

当時70歳の母は一人暮らしに戻ったわけだが、
私は母自身が、できるだけ長く自立した生活を歩むために、条件を整えるようにしている。

老親の一人暮らしで一番の心配は、転倒や体調悪化によって倒れるなどの緊急事態だ。
安否の確認には、大半の自治体で導入している緊急通報システムの利用を考えよう。
消防署や民間の業者と提携し、緊急時に高齢者が通信機のボタンを押すと、救急車などが向かう方式だ。

自治体のサービスは65歳以上の独居老人など利用にあたって条件がつくが、
民間が行うサービスには、もっと目配りが行き届いたものもある。

ペンダント型の通信機を身につけることで、転倒を検知して自動的に安心サポートセンターを呼び出してくれる(フィリップス)ものや、
高齢者が室内で持ち歩く緊急ボタンと、火災やガス漏れの監視センサーから警報を受けてガードマンが駆けつけるもの(ALSOK)。
水道や電気の利用具合をもとに生活状況を分析、知らせてくれるサービスもある。
             

☆母が悪徳業者に騙された! 撃退法を伝授

また、老人の一人暮らしは、悪徳業者につけ込まれやすい。

高齢者が遭っている被害で最も多いといわれるのが、訪問販売で高額な布団を買わされるケース。
実際に、母も高額な健康布団を3組も買わされていた。

騙されたときには、購入後8日以内であれば、クーリングオフ制度で解約できることを教えておこう。

電話機の前には消費者生活センターの電話番号を貼っておく。
高齢者の生活トラブルに対応する「高齢者被害110番」を設けているセンターもある。

私は勧誘の断り方を練習させている。
「必要ありません」と断固として断るのは、難しい。

つい「結構です」と断ってしまいがちだが、
それは、「OK」の意味に取れるので、ダメだと繰り返し言っている。

悪徳業者からの勧誘電話や「振り込め詐欺」を防止するため、
固定電話は留守電にしておくことも有効だ。

母と私との連絡は、高齢者向けに操作を簡単にしたスマートフォンにしている。
何かあれば、すぐ連絡が来るようになった。

日ごろからこまめに連絡をとり、親の現況をよく知ることで、
何が普通かを把握していれば、小さな変化をとらえることができる。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
             

家内の母は3年前の晩秋、近郊で有力な家屋修理会社が来宅して、鬼瓦のある瓦屋根が破損している、
と伝えられて、確か30万円前後の仮見積書を置いて行った。

何かしらご近所のお宅も修理してきた業者だったので、家内の母は修理を依頼したい、
と私の家内に電話連絡があり、家内は修理の詳細内容と金額を確認したりした。

やがて家屋修理会社の職人さんが来宅されて、修理をしたが、
わずか2時間足らず終わったが、家内の母は修理の内容が余りにも差異があると、
家内に電話連絡があったした。

そして家内は翌日、家内の母宅に行き、鬼瓦のある瓦屋根を見上げるように確認できる範囲を見て、
あきらかに見積書の修理内容と差異があり、まもなく家内は家屋修理会社にクレームを伝えた。

しかしながら家屋修理会社は、明解な返答が頂けなくて、
やむなく家内は母を引率して、市役所の消費者センターに行き、状況説明をした。

やがて市役所の消費者センター、家内の母、家屋修理会社と三者会談となり、
家内は母を引率して、市役所の消費者センターに行き、改めて状況説明をした結果、
家屋修理会社は、修理金額ゼロ円で、了解して頂きたい、と結論に至った。

この間、家内は3週間ぐらい奮闘して、交通費も要し、何よりも瓦屋根などに知識がなく気苦労があったが、
何とか解決したが、母には何かをする場合、事前に連絡を受けた後、私と妹が検討させて頂くから・・
と家内は母に言った、と私は聞いたりした。
             

我が家で、植木、改築、外壁、ペンキ、屋根など数多くの業者が来宅しても、
私は中小業会社で35年近く悪戦苦闘が多い体験をして、何かと鍛えられた身であるので、
『おしゃることは充分理解できました・・しかし肝心なおカネが、ありませんから・・』
と私は微苦笑しながら断って、早や10年は過ぎている。

しかしながら、いつの日にか私がボケてきた時は・・と危惧する時もある。

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