夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

東京の郊外は、陽射し恋しく・・。

2009-07-24 08:46:07 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であり、
ここ一週間は雨時々曇りの日々が続き、梅雨の時節のような天気となっている・・。

今朝は5時半過ぎ、配達された新聞を取り込む為に、
玄関の軒下に行った時、雨上がりの玄関庭の樹木、草花を眺めて、
長雨は終ったのかしら、と思ったりしたが、
ここ3週間ばかり庭の手入れを怠っているので、草は繁え、樹木の枝が伸び、
微苦笑をした。

この後、居間で読売新聞の朝刊を読み終わった頃、小雨が降りだし、
まもなく本降りの雨となった。

暦(こよみ)の上では、『大暑(たいしょ)』と明示され、一年中で最も暑さの厳しい時節なのに、
私は戸惑い、どうしてなの、と雨降る主庭を見つめたり、空を見上げりした。

そして、地元の天気情報をネットで検索すれば、
朝の6時は23度、昼過ぎは27度、そして夕方の6時は25度、
雨の降る一日であるが、ときおり雨は止(や)む、と表示されている。
そして、これからの一週間は、28日の火曜日に曇り時々晴れ以外は、
陽射しから見放されている日々となっている。


私は戸惑い、ため息をしながら、昨年の今頃は、と思いながら、
このサイトの私の投稿文を開いたりした・・。


昨年の本日は、【『土用の丑』を迎えて・・♪】と題して、
投稿していたが、あえて再掲載をする。

【・・
東京の郊外も大暑(たいしょ)の時節が過ぎているが、
真夏日の日々が続いている。

私は年金生活の身であるから、午前中のひとときに買物、散策を終え、
午後は居間でクーラーの冷気に身を寄せたりしている。

しかし、現役で勤務される方は、厳しい暑さが続き、
お気の毒と思ったりしている。

私も現役時代は数多くのサラリーマンと同様に多忙な身であったので、
帰宅後、疲れ果てながら、ビールを呑みながら、
食欲の増す料理を食べていた。

江戸時代の頃から、『土用の丑』と称せられ、
栄養価の高い『うなぎ』などを食べて、何とか暑い日々を乗り切ろう、
と心情は痛いほど理解できる。

私は現役時代に、昼食の外食で食事処でうなぎを選定したり、
自宅で遅い夕食で家内が買い求めてきたうなぎを食べたりしていた。


今の私は、63歳の身であり、うなぎより江戸前寿司の方が食欲を増すので、
寿司屋さんに電話をして、配達して貰うことが多く、
齢かしら、と微苦笑している。

・・】


この時節は、やはり真夏日が続いていた、と読んだ後、
この日には、もう一通の投稿もしていた。

【ときには、伊藤久男の唄声に魅了され・・♪】と題して、
投稿していたが、あえて再掲載をする。

【・・
私は朝のひととき、『あざみの歌』、『山のけむり』、
そして『イヨマンテの夜』で知られている歌手・伊藤久男のアルバムを聴いたのである。

このCDアルバムは、昨年の2月の下旬に、CD、DVD販売店で、
新井 満の『千の風になって ~再生~』のアルバムと同時に購入し、
《懐かしの歌声名曲集》と称され、全14曲の伊藤久男の名曲が収録されている。


私は昭和19年の秋に生を受け、
幼年期、小学の2年生の昭和27年頃まで、
ラジオから盛んに流れ、覚えた曲が多いのである。

たとえば、『イヨノンテの夜』は昭和24年、
『あざみの歌』は昭和25年であり、
そして『山のけむり』は昭和27年に発表されている。


ここ10数年、家内が台所で水仕事をしている際、
ラジオを掛けることが多く、偶然こうした曲が聴こえる時もあり、
私は微苦笑したりしている。

亡くなった家内の父は、戦前・戦後の歌謡曲は詳しく、
私は教示を受けたりした時もあった。

しかし、もとより家内は、幼児の時から教育されているので、
私より5歳齢下なのであるが、私より詳しい時があり、
私は微笑んだりしている。


朝のひととき、『あざみの歌』、『山のけむり』等を聴いていたのであるが、
懐かしい幼年期に還れ、愛惜を感じたりするが、
いつも感じることは、限りなく美しい歌詞である。


♪山には山の 愁いあり
 海には海の 悲しみや

【『あざみの歌』 作詞・横井 弘  作曲・八州秀章 】



この後、私は散髪屋(理容店)に行く途中、
心の中ではひとつの歌を唄っていたのである。


♪高嶺の百合の それよりも
 秘めたる夢を ひとすじに

【『あざみの歌』 作詞・横井 弘  作曲・八州秀章 】


私は真夏日の暑さであったが、
こうした曲を心の中で唄い、
散髪屋の入り口のドアーを押したのである。


余談であるが、一昨年の秋、私達夫婦は家内の母と3人で道東旅行をした折、
私は独りで人影のない知床と阿寒湖の遊歩道を散策した時、


♪イヨマンテ(熊祭り)
 燃えろ かがり火
 ああ 満月よ
 今宵 熊祭り

【『イヨマンテの夜』 作詞・菊田一夫 作曲・古関裕而 】


伊藤久男のはりのある朗朗とした美声のようには唄えないが、
私なりに少し大きめの声で唄ったのである。

幸い熊も東京の田舎者に遭(あ)いたくないと感じてか、
お互いにほっとしたのは、いうまでもないことである。


http://www.youtube.com/watch?v=RhZT1M6YHaI
【『あざみの歌』 作詞・横井 弘  作曲・八州秀章 】


http://www.youtube.com/watch?v=0_R9O1iogIE
【『イヨマンテの夜』 作詞・菊田一夫 作曲・古関裕而 】

・・】


このように私は二通ばかり投稿していたが、
昨年は真夏日が続き、暑さに苦手は何かとクーラーの冷気に身を寄せたりし、
今年は梅雨のような日々が続き、やはりこの時節は夏の陽差しが恋しく、
待ち焦(こ)がれるのが本心である。

やむえず、本降りの雨を眺め、本を読んだり、音楽を聴いたりし、
雨上がりのつかぬま、買物に行く、このような日中になるのかしら、
と微苦笑している。



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