虚 栄 心
何かの理由で自分に満足していない人は、逆に自分を偉く見せたがる傾向にあり、常に相手が自分をどう見ているのかを気にします。
だからいつも気を張っていなければなりません。このことからストレスが起きます。
「私はこんなに素晴らしい人間だ」と誇示することは、自分に大きなコンプレックスがあり、それを隠す手段でもあります。
このようなタイプの人は、自分を理想の人間として周囲の人に認めさせようと努力するより、ぶざまな自分の姿のまま行動して、親しい人を作ろうとします。
自分の心の中を打ち明けることは、ストレスを和らげるばかりでなく、肉体的にも健康的にもいいし、心理的にも楽になります。
人は自分に自信があれば傷がつかないものです。たとえ中傷されようとも、「そんなこと、ほっとけ」という程度ですむこともあります。
こんな時、コンプレックスのある人ほどムキになりがちですね。
心したいものです。
私も現役のころ、面接官として10年間、いろいろな人を面接してきました。
8人ずつ面接室に入ってきますが、入ってきた瞬間にこの人が将来伸びる人か、伸びない人かが判別できるようになりました。
そして言葉を交わした瞬間にも人柄や性格の一部も分かるようになりました。
墨彩書画の教室を初めてかれこれ25年になりますが、この間にも800人ほどの方々と接してきました。現役時代の仕事で得た体験を大いに生かさせてもらっています。
もともとは深層心理学が好きで勉強もしましたが、ゆくゆくは手相の勉強もしてみたいと思っています。
年老いてもまだまだ夢は持ち続けています。