愛媛県の砥部焼(とべやき)という陶器の陶芸家(窯元)たちのお話。
仲たがいしていた家族がオリンピックの聖火台作りという大イベントを機に、ぎくしゃくしながらも仲良くなっていくというお話。
俳優を僕は知らないが、橋爪功くらいは知っている。他は知らなかったが、主演の伊藤淳史、その兄役の吉岡秀隆は子役としてデビューしているようだから、何かで見ていたかもしれない。
愛媛県の砥部町も砥部焼も知らなかったし、陶器がどうやって完成に到るのかという事も映像でわかった。
映画自体は演技力のある俳優達が沢山出ているが、ストーリーが単調というかわかりやす過ぎのような気もする。聖火台作りというのは本当なら、国の中で募集を行ってデザインの審査があってという風な沢山の人々を巻き込む本当に大きなイベントのはずだが、一つの家族のイベントのようになってしまっていた。他の陶芸家も少しだけ参加してはいるが。
地味な業界のお話だし、地味な田舎のお話だし、途中で先が見えてしまう。悪くはない、支離滅裂とかでももちろんないのだが。
2020年の7月公開予定だったようだが伸びて今月になったようだ。