Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『カラー・パープル』(1986年)

2013-07-08 21:05:21 | 映画,DVD,ビデオ


古い映画だが『カラー・パープル』を見た。
ウーピー・ゴールドバーグが映画デビューした作品。スピルバーグ監督の作品。時代設定は1909~1936年頃だ。場所はジョージア州のどこかだから南部だろう。

印象深かったところは、セリー(ウーピー)が父親に二度も妊娠させられ、“ミスター”と意に沿わぬ結婚をし、高圧的なミスターにDVを受けながらも、三十年近くずっと従順に耐えていたという事。非常に気の強かったソフィアが市長を殴り返して保安官に拘束され、その後釈放されて市長夫人のメイドになり魂が抜けきってしまったようにすっかり人が変わってしまった事。相当に執拗に拷問を受けたのだろう。
歌手のシャグは最初は馬鹿にしていたものの、愚直なセリーに好意や同情する気持ちを持ってセリーに関わり始め、セリーの人生も変わっていく事だ。


人種差別がつづくアメリカ。黒人は白人に逆らっては活きていけない。商店の店員や郵便配達に対しても『Sir』と黒人は呼び掛ける。白人から見れば、黒人は犬畜生、ペットの様な扱いだ。そういう状況を黒人の方も受け入れてる。白人同様の人権を求めていこうという動きはまだない。黒人の中にも他の黒人特に女性や子供への虐待、暴力が当たり前に行われていた。これが最初DVDを見た時の強い印象だったのだが...。

よくよく考えると、白人と黒人がいっしょに出てくるシーンでは白人が優位に立っているように描かれているが、セリーの実家にしても、ミスターにしても、シャグの実家?にしても白人の奴隷ではなくそれぞれ一戸建てに家族だけで住んで農業などを生業としているようであるから、虐げられていた黒人とばかりは言えないのだ。それなりに自由なのだ。

原作本は読んで無いのでまだわからない事もある。ソフィアはハーポと別れて、市長夫人のメイドになって、最後のあたりにはハーポといっしょにバーをやっている。セリーは最後のあたりにはパンツの店を始めた事になっているが、そこに至る過程は無い。そこそこ流行っているように見えたが、セリーがパンツ作りをしていたシーンはそれまで無かった。セリーとミスターは憎しみ合って別れたのに、最後のシーンでは会話こそ無いが、ミスターは良い人になっていた事。『The Color Purple』というタイトルがなぜついているのか?パープルなものは、コスモスのような花が群生している場所が何度か現れたからなのか?

原作も読んでみたいが、たぶん時間は無いだろう。
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