Y男の日誌

映画を見た、本を読んだ、どこに行った、何か考えたなどなどのY男の行動記録。政治の話題も。暇な時にしかアップロードしない。

『灼熱の魂』amazon primeで見た

2023-12-25 16:34:04 | 映画,DVD,ビデオ

 

 

 

昨年の8月に映画館で見て以来だ。その時も十分衝撃的だったが、あらためて見ても凄い映画だと思う。

このところこの映画の事ばかり考えてしまう。amazon primeでの公開は終わっている。

DVDを買うしかないか?

場所は中東。原作者がレバノン出身だからレバノンなのだろう。

ナワルの家はキリスト教徒で、ナワルはイスラム教徒の難民の男の子供を身ごもる。イスラム教徒の男はナワルの兄弟に射殺される。

ナワルが大学に行く前に生んだ長男ニハド・ド・メは、孤児院に移されたが、その後孤児院が爆撃される。孤児達は連れ出され少年兵にされる。

ナワルはニハドを探す。ニハドも母を探していたようだ。

ニハドは狙撃の腕が良く、狙撃手をつとめた後、政治犯の拷問を行う役割を担うようになる。

ニハドは拷問係?拷問人?アブ・タレクと名前を変え、政治犯の刑務所に所属する。そこで何度もナワルを強姦したようだが、裸足にならなかったからナワルは生き別れた長男だとは思わなかったのだろう。

中東の宗教の対立は凄まじいようだ。僕にはもちろん何の実感も無い。

ナワルが乗り合わせたバスは、キリスト教徒に襲撃され皆殺しにされる。間一髪のところで十字架を見せてナワルは助かる。

イスラム教徒の女子供まで虐殺するキリスト教徒の兵士たちを激しく憎んだナワルは、イスラム教徒の側につき、キリスト教徒である政府の要人に接近して射殺した。その後政治犯の監獄に入れられて、拷問人のアブ・タレクと出会う。

ナワルの一家はカナダに移住し、タレクも移住していた。

ある日プールに来ていたナワルは、右足のかかとに三つの黒い点の入れ墨をしている男を発見。自分の息子であることを確信。また、その男の顔を見て、拷問人のアブ・タレクであると確信。自分が息子に強姦されて双子を産んでいた事実を突きつけられた。

タレクはナワルを見ても何も思い出さなかった。

全てを知ってアブ・タレクはナワルの墓を参る。

こういう家族あるのだろうか?あるかも。誰も意図せずに起こっていることだから。この後残されたこの3人はどうなるのだろう?

この映画は2011年に公開されていた。

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『悪い子バビー』

2023-12-07 17:26:56 | 映画,DVD,ビデオ

 

1993年のオーストラリアの映画だが、日本の劇場初公開らしい。新宿武蔵野館でしかやってない。今後全国で公開されるのだろうか?


母親の異常な愛情により、暗く汚い部屋の中に35年間も閉じ込められて社会から隔絶されて生きてきたバビー。母親の指示に従うだけの日々を送っていた。
そんなある日、父親が35年ぶりに突然帰って来たことをきっかけに、バビーの人生は大きく動き出す。刺激に満ち溢れた外の世界へ飛び出したバビーは行く先々で大暴走を繰り広げ、そんな彼の自由で荒々しいスタイルに誰もが巻き込まれていく。


狭くて暗い汚い部屋に閉じ込められ、学校にも行ってないからバビーは文盲だ。

母親はバビーの上にのって近親相姦を命じる。バビーは意味わからないだろうが、気持ち良いという事はわかる。

外に出てからのバビーは、知らない事ばかりだから素っ頓狂なことを繰り返す。純粋無垢というか子供のままだから、人々は彼を見て感動したりする。

母親がデカパイだったからか、デカパイ好きなようだ。社会から隔絶されて生きてきても、そういう事はわかるのだろうか?

良いお話のように終わるけど、前半でバビーはラップを顔に巻いて猫を殺し、両親を殺しているのだ。殺した自覚が無くてもみんな死んでしまったのだ。
そういう過去があるから、単純にハッピーエンドで良かったとはならない。

監督は、いろいろな問題を観客に投げかけて考えさせようとしていたのだろう。

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『首』3回見た

2023-12-07 16:40:49 | 映画,DVD,ビデオ

映画『首』は、我々の歴史の常識とは異なる仮説というか設定で考えられた時代劇映画だった。

3回目にして、ようやく眠らずに全部見た。それを見て考えた。

織田信長の家臣の武将達は皆、信長に対して必ずしも従順なわけではない。表面的には従順でも、心の中でどう思っていたかはわからない。下剋上の時代じゃなくても、現代でもそれはそうだ。

この映画では、信長は出来の良くない息子達ではなく、家臣の中から自分の後継者を選ぶと言って、彼らを発奮させようとしている。一方で長男信忠には家督を譲る事を書いた手紙を出している。

本能寺の変の後、羽柴秀吉は「中国大返し」で異常なスピードで京都に駆けつけ、山崎の戦いで明智光秀を破った。
本能寺の変が起こって信長が死ぬという事を前もって知っていて、京都に駆けつける準備が既にされていたとしたら、ものすごいスピードで京都に向かう事も可能だろう。

毛利軍へ向かう使者を捕まえて、使者が持つ書状を見て信長の死を知った事になっているが、この映画では予め計画の中に組み込まれていたと考えるべきだろう。

明智光秀は信長や森蘭丸を憎んでいて、何かの罪人に蘭丸と同じ様な服を着せて憎しみを込めて切り捨てている。

非常にたくさんの侍達が殺され、死体が転がる。有力な武将は首を切り落とされ、討ち取った侍は出世する。

荒木村重の一族は女子供も、河原で首を切り落とされ皆殺しにされる。

人の命の価値が低かった時代。

男色(なんしょくと読むようだ)は、ゲイの人生にだけあるのではなく、結婚して子供がたくさんいても行われていたようだ。
秘密でもないようだ。戦場で命懸けで一緒に戦う戦友?あるいは殿様とその部下との間には、特別な感情が芽生えるのだろう。戦の間はずっと一緒にいるわけだし。織田家家中だけでなく、日本全国そうだったようだ。この時代はそういう事におおらかだったのかもしれない。

北野武監督は、大河ドラマなどには全く表現されない男色を、この時代には日常的にあった事として表現したかったのだろう。

また、信長、秀吉、光秀らは北野武監督独特の人物像で描かれていた。年齢も史実とは違う。

木村祐一が曽呂利新左衛門という人の役で登場。結構出てた。

僕は「中国大返し」の時に、ふんどしとわらじくらいしか身につけてない沢山の若いサムライ達が京へ急ぐシーンが良かった。引き締まった体っていいね。自分もそうなりたい。

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『首』

2023-11-28 06:53:49 | 映画,DVD,ビデオ

 

寝不足気味で見た。
ところどころ寝てしまったが、印象に残った場面あった。

まさかこんな映画だとは全く思わなかった、というのが一番の感想だ。

刀の先にまんじゅうを突き刺して、織田信長が荒木村重に「食え」と言って刀ごと口に入れる。口に入れたまま刀を動かすので、荒木村重は口から血を流す。その口に織田信長は口づけをする。それも熱烈なやつを。部下達の前で。血が気持ち悪い。

明智光秀と荒木村重が裸で並んで寝ている場面あった。キスもあったと思う。

戦国時代、武将達のなかには同性愛的な関係が普通にあった様に描かれていた。本当にそうだったのだろうか?

北野武はこういうのを作りたかったのか?

織田信長が加瀬亮、羽柴秀吉がビートたけし、明智光秀が西島秀俊、荒木村重が遠藤憲一。年齢が合ってないように思った。

本能寺の変がどうだったかは見逃した。もう一度みないと!!

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『竜二』

2023-11-10 00:45:28 | 映画,DVD,ビデオ

↑金子正次

↑永島暎子

↑北公次

 

『竜二』という映画を見た。

ヤクザの竜二が妻子のために一旦はカタギになってみたものの、妻子を捨ててヤクザに戻っていってしまう、という内容だと思う。

小劇場でキャリアを積んだ金子正次が自ら執筆した脚本をもとに映画初主演を務めた。

1983年10月29日の東京を皮切りに全国で公開され大ヒットしたが、映画公開期間中の11月6日に胃がん性腹膜炎で、松田優作らに看取られながら33歳で死去した。金子にとって本作が唯一の主演映画となった。

元フォーリーブスの北公次(故人)と桜金造(佐藤金造)以外僕は知らない。竜二の嫁の役は永島暎子という女優だ。エッチなシーンがあり、乳房も出していた。若くてきれい。

金子正次は夭逝したが、主演映画を世に残せた。世に残したから亡くなったのか?

 

僕がこの映画を見たのは昨日が初めてだ。初公開から40年を経て、新宿の映画館で上映されて僕を含む多くの人々の記憶に刻まれた。

ネットで映画サイトを検索している時に見つけて、どうしても見たくなったのだ。感想は、そういう世界はこういうものなのかな?ロケ地は古い新宿や新井薬師前付近のようだが、どこなのか全くわからなかった。それだけ大きく変貌しているのだ。ヤクザから酒屋の配達員に転職じゃつまんねえから、ヤクザにもどったのかも?でも妻子を捨てるかな?

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『まなみ100%』

2023-10-18 01:22:00 | 映画,DVD,ビデオ

↑これがまなみちゃん

主人公の僕は、高校時代からずっと好きだったまなみちゃんの結婚式に出席する。

平凡さを嫌って、自分の興味あるものの仲間だけを大切に生きて来た僕と、「普通」に大人になっていく彼女、友人、憧れの先輩、先生……。

出会いと別れを繰り返した愛と青春の日々の10年間が再生される。


監督の自叙伝(出版されてないと思う)が脚本の原案だそうだ。たまたま見たら、監督、脚本、先輩監督のトークショー?トークイベント?がありそういう事がわかった。

全部そのままではないだろうが、主人公は監督がたどった人生を演じていたようだ。セフレが何人かいたとか、出会った女の子に手当たり次第に手を出したり、気持ち悪い奴なのだ。

まなみちゃんは実在していて、まだ結婚してないらしい。

まなみちゃんの何に主人公の僕が惹かれているのか?はあまりよくわからない。

まなみちゃんは、ずっと思われていたとしても本気に感じられないから、つきあうのは断ってしまう、たぶん。主人公は確かにいろいろな女の子に手を出すから、そういう一人にされるのは嫌だろう。

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『CLOSE』

2023-10-03 01:08:17 | 映画,DVD,ビデオ

 

フランスの映画。
12歳だから小学校六年生とか中学一年生くらいの男の子レオが主人公。親友がレミ。

二人はよくいっしょに遊んでいて、双方の親も二人が親しいのを知っている。家族ぐるみの付き合い。

学校でも二人はイチャイチャしている。無意識?の行動なのか?レミのほうが、ベタベタとレオに触りたがっている。

このくらいの年齢の生徒でも、男同士でしょっちゅうくっついているのはおかしいとか気持ち悪いとか、感じるのか? そういうポーズを取る方が良いと思っているのか? レオはクラスメイトから指摘されて、レミと距離をとるようになる。本当に興味があったのかどうか分からないが、レオはアイスホッケーを始めたりする。

レミはスポーツはせず、オーボエを演奏する。クラシック音楽の演奏会にも出演する。

レミはレオから捨てられたとでも思ったのか、自殺してしまう。この辺の事は映画の中で、明言されてない。遺体も葬式も遺影すら出て来ない。どうやって死んだのかもわからない。僕の想像というか、観客に想像させる。

二人は親友よりももっと親しい関係には見えたが、同性愛の関係だったのか?はわからない。体はくっつけるが、裸で抱き合ったりはしない。キスも無い。挿入ももちろん無い。

レミの死、本当の原因わからないが、すぐに死という事になるのか?子供だから視野がせまく、小さな事でもうだめだ!と思ってしまうのかな?すぐ近くに愛してくれている家族だっているのに。

この映画は名作という人多いのだが、僕は見せな過ぎなのではないか? 観客に委ね過ぎじゃないか?もっと映像として表現すべきじゃないのか?と思った。104分にまとめて、見やすくなっているのは良いと思う。そういう事も高評価になる一因なのかな?

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ポツリポツリ映画は見ているけれど

2023-08-26 00:28:43 | 映画,DVD,ビデオ

 

何だかわからないのが多くて。

『インディー・ジョーンズ』、『君たちはどう生きるか』、『バービー』は見た。

インディー・ジョーンズの息子って死んだ事になってるの?
アルキメデスってどういう人だっけ?

サギってheronだったっけ?山下達郎の歌にあったな。馴染みがあるような?無いような?
親子の関係複雑だな?
売れてる本と同じタイトルだけど、あの本から物語が出来てるの?

バービーとはアメリカのリカちゃんみたいな物か?
おもちゃの世界の事を、俳優がその世界(映画のセット)に立って、人間の視点から見てそのバービー的世界のおかしさを述べ、アメリカでは観客が笑う映画なのかな?

『インディー・ジョーンズ』はともかく、後の二本は、何が面白いのか?何だかさっぱりわからない映画だった。

今までなら、わかるまで何度も見てやろうと思って行動していたのだが、今は筋トレとかも週2回は最低でもやろうと思っているし、実家にも帰らなきゃいけないし、英語もあるし、そうも行かないからわからないままなのだ。

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『EO』

2023-06-01 01:53:07 | 映画,DVD,ビデオ

灰色のロバ・EOは、心優しい女性カサンドラと共にサーカスで幸せに暮らしていた。しかしサーカスを離れることを余儀なくされ、ポーランドからイタリアへと放浪の旅に出る。その道中で遭遇したサッカーチームや若いイタリア人司祭、伯爵未亡人らさまざまな善人や悪人との出会いを通し、EOは人間社会の温かさや不条理さを経験していく。

旅をしながらロバのEOが見た人・物を映し出した映画かな?

ロバのEOは何もしゃべらないから、そこで起こっている事についても、EOがされた事についても、それに対しての見解というか感想は、映画を見ている観客に委ねられる。というか、観客に丸投げという事。どう思うか?どう感じるか?は観客次第。制作側は汚いとも言える。

ロバはかわいい。馬みたいに大きくないから、大きめの犬みたいな感覚で家で飼えそうな感じに見える。田舎で運動出来る広々とした草が生えてる山でもあれば、世話するの楽そうに思った。肉食でもないから、おとなしそうだし。

最後は観客に見せない。観客に想像させる。EOは殺されちゃったのかな?と。

あまり幸せではないロバのロード・ムービー。僕は悪いとか酷いとは思わなかった。もう一回くらい見たいと思った。心に残った。

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『マネーボーイズ』

2023-04-21 23:27:39 | 映画,DVD,ビデオ

フェイは都会で恋人シャオレイと同棲しながら、体を売って田舎の両親に仕送りをしている。田舎の家族はフェイの仕送りを当てにしながらも、彼が同性愛者であることは決して受け入れようとしない。ある日、フェイが顧客に暴行されたことを知ったシャオレイはその男を叩きのめすが、男の部下たちの報復に遭う。フェイは警察に捕まることを怖れ、シャオレイを見捨てて逃げてしまう。5年後、別の都市で男娼として羽振りの良い暮らしを送るフェイのもとに、同郷の幼なじみロンが転がり込んでくる。そんな中、フェイはシャオレイと偶然にも再会を果たす。

 

最初人間関係がよくわからなかった。顔の違いもよく分からず、主人公がどの俳優なのか、しばらくわからないで見てた。

田舎の親戚なのか?近所の人なのか?結婚してない主人公に対して、人間のクズの様な扱い。

田舎からフェイをあてにして出てきたロン?は、ゲイ的な素養があったのだろうか?

エロシーンは少なかったし、上半身しか映らない様に撮っていた。

山東省に行くという夫婦は、結婚する時は偽装結婚と言われていたが、妊娠して普通に夫婦として生活している。もしかしたら男の方は元男娼だったのかも?そのあたりも最初の記憶がおぼろげで確信が持てない。

かつての恋人シャオレイは、まともに歩けなくなっていた。かつての恋人は、男娼をやめて、女性と結婚して子供もいる状態で再会する。それぞれは、今のそれぞれの生活を続けるのだ。

もう一度見ないと僕はわからないかも。

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