山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

南アルプス初冠雪

2022-10-26 17:23:36 | 旅行

昨日に朝犬の散歩から帰った住職が「寒い、寒い」と

言いましたので外に出ますと空から白いものがチラチラと落ちてきました

「まさかゆき?未だ十月だし、、、、、」と思って家に入りました

冷たい風がほほを刺すようでした

翌日

 

眼前の山々はしっかり雪景色です

今年は何だか気候が変?と思いませんか

毎日繰り返される戦争の場面を思い出します

地球がどんどん壊されていくようではらはらします

山の奥のキャンプ場に続く道の満天星が美しくく紅葉しました

    この道や行く人なしに秋の暮     松尾芭蕉

夕暮れ時薄暗い中に見える1本の路

孤独を感じてふと人生を振り返れば秋の寂しさが一層深リます

 

寒気が訪れますと木々は赤や黄色に彩られます

本堂前の「しのぶ」も庫裏の裏の「もみんじ」と相まって

春、夏、秋と精一杯に生きた姿がここに有ります

目まぐるしく変化する季節の中でただひたすらにひたすらに、、、、

 

 

庭の隅 で「もみじ」の紅葉です

この赤は樹木が命を燃やしたかのように彩られて

その色彩は人の心を打ち時にはその奥底まで照らしてるようです

 

 

 

ぐんと少なくなった庭で「のこんぎく」 と「まつむしそう」 です

深まりゆく秋の庭でヒッソリト北風に耐えて咲きます

「お山はもう雪だね、寒くなったね」と語りかけます

冷気の中ひたすらに佇む姿 あまりの季節の移り代わりに戸惑っているようです

 

山門前の聖観音様の前で毎年二度咲きする「やまつつじ」 です

春程美しくはありませんが

この時期ですと珍しさもあって近付いて

思わずお観音様に「早くあの恐ろしい戦争終わりますように、、、」と

祈りました

「変えられない過去、結果を受け入れ、変えられる今、未来に意識を向けよう」、

まさのそのとうりです

この花の様に人生も二度咲きすれば、、、、なんてことは絶対にない

 

 

 

花が終わる頃になりますと出番を待っていたかのように

ポツリポツリと咲き始めます「べにまんさく」です

残された葉にまるで寒さをしのぐようにヒッソリト咲く姿には

大変に趣が有ります

去りゆく秋の中でひときわ命の輝を見せて咲きます

門前の十三重塔に絡みついた「つた」 です

他の植物に負けじと真っ赤に染まって

深まりゆく秋に根も無いのわずかな時期に精一杯の美しさで

心を慰めてくれます

皆さま「変えられる今未来に意識を向けて

寒さに負けないで乗り切りましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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