いつのころからか、庭の片隅に芽を出して咲きだした 「りんどう」
年々茎も太くなり、数もふえてきました。
この深~い青の一輪は、花屋さんで見る百輪のリンドウよりも美しいと自負しています。
現在はいくらでも珍しい色のりんどうがあります。
でも、自生する花の美しさには到底かなうものではありません。
たぶん、この花の色は、この地が標高900Mの高冷地だからでしょう。
秋を代表する、花です。
以前、徳川家光公の墓所を参詣しましたた折、
その立派な石垣にびっしりとこの 「大文字草」 が生え綺麗に花を咲かせていました。
驚いて見上げていた私に
「あなたは、花を見にきたのですか?」とご住職さんに言われ、
慌てて堂内の「鎮将夜叉」のお像を拝ませて頂きました。
あの家光公が、崇拝して止まなかったと言われる「鎮将夜叉像」の小さな仏さま、
そしてびっしりと生えた大文字草、
今も、この花を見るたびに、日光のあの地をおもいだします。