大学教員活動ブログ

大学及び私自身が取り組んでいる教育改革、学生のキャリア支援
活動、及び社会連携を推進する活動等について紹介します。

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FD研修会に出席

2009年07月28日 | 教育方法の改善
 広島経済大学では、従来、学部教育の充実を図るため、研修講座、懇話会、授業研究会、入門ゼミ担当者研修会などを開催していましたが、平成21年度からこれらを統合して、「FD研修会」として一体的に開催することになりました。本年度の第1回FD研修会が下記のとおり開催されました。

 日 時:平成21年7月23日(木)13:00-14:30
 主 催:教育・学習支援委員会
 テーマ:「読書力」をどう育てるか

 今回の研修会では、教育・学習支援員会の読書技術開発WGから提起された「学生の読書技術力を向上させるために、図書紹介文コンテストが実施されているが、学生の読書技術力をさらに改善するために、本を読む力、あるいは本をいかに読ませるかについて、教員間の理解を深める必要がある」との趣旨のもとに開催されました。

 演習での取り組みの事例や、日本語教育での取り組み事例について、上記の教員から実践例について話題提供があり、図書館の職員からは、学生の図書館利用状況について報告があり、学生の図書館利用を活発にするための提案を求めているとの問題提起がありました。話題提供者の報告の後、参加者の間で自由な意見交換がありましたが、次のような意見には大方の賛成が得られたように思われます。

〔読解力を育てるためには〕

(1)学生の活字離れが進んでいるが、4年間を通して読解力を付けるためには、1年次生から学生が興味を持つような教材を提供するとともに、読ませる文章を易しいものから始めて順次難しいものに変えたり、短編から始めて長編に興味を持たせるように指導をすることが求められる。

(2)読解力は、本を読んで理解した内容を「書くこと」と「話すこと」を通して身に付けることができる。本に対する感想や意見は、内容がわかっていなくても書けるが、質問や疑問は、内容がわかっていないと書けないので、学生が内容を正確に理解しているかどうかを確認しながら授業を進めることが大切である。

(3)学生が書いた文章を取り上げ、それを他の学生に読ませ、教員が解説・コメントを加えると、学生は文章に興味を持つようになり、本を読むきっかけつくりになる。

(4)演習では、従来、学生がレジュメを作り報告させる形式が一般的であるが、中身のない報告が多い。演習はコミュニケーション能力を付けることが目的であるが、文献の内容をしっかり理解せずに、レジュメを報告しても意味がない。したがって輪読の際には、分量が少なくても声を出して読ませるなどの工夫をして、学生がどこがわからないかをはっきりさせながら文献を読む習慣付けが重要と考えられる。

(5)図書館では、1年次生の入門ゼミの中で図書館の利用案内をしたり、学生諸君に一読を進める図書の紹介をしたり、学生の購入希望図書を聞いたり、書店の店頭で学生に希望図書を選ばせる「選書ツアー」を実施し、学生の利用を増やす方法の検討をされていることから、教員も授業のなかで図書館の本を読ませるような仕組みを考えることが必要である。

興動館プロジェクトの修了式・認定式について

2009年07月25日 | 教育方法の改善
   

 広島経済大学では、企業や社会が求める人材を育成するために、学生が主体となって活動するさまざまなプロジェクトを学生達から募集し、大学が学生の活動を支援する「興動館プロジェクト」を実施しています。学生達が、学科や学年の異なる仲間たちと「ゼロから立ち上げる」経験を共有する中で、課題や失敗を克服し、企画力や行動力、精神力を養うことを目的としています。

 大学では、学生達に活動スペースとして「興動館」を開放し、チームごとにブースを提供するとともに、専属のコーディネーターがサポートしています。また、学生が企画して大学が公認したプロジェクトには、最高1,000万円の資金を援助することにしています。こうした取組みにチャレンジすることによって、学生諸君は企業や社会が求める人材として大きく成長することが期待されます。

 広島経済大学では、平成20年7月から1年間活動を続けてきたプロジェクトの修了式と、平成21年度前期に募集した「興動館プロジェクト」として認定を受けた10プロジェクトの認定式を、下記のとおり開催しました。上掲の左の写真は、プロジェクトを修了した学生代表が前川学長から修了証を受賞する模様、右の写真は、各プロジェクトの活動報告風景です。

  日時:平成21年7月24日(金)16:30-18:00
  会場:広島経済大学6号館631教室
  次第:1.開会挨拶 前川功一(広島経済大学長)
     2.修了証・認定証授与
     3.興動館プロジェクト活動報告
     4.各プロジェクト代表者へのインタビュー
     5.活動紹介のDVD上映
     6.閉会挨拶 中村克洋(興動館副館長)

 開会の挨拶において、前川学長は「興動館プロジェクトが年々順調に推移し、先輩から後輩に受け継がれていることは喜ばしいが、”ゼロから立ち上げる”チャレンジ精神を忘れないように、新たなプロジェクトが立ち上がってほしい。本プロジェクトが経済産業省の社会人基礎力育成プログラムとして採択されており、本学としては社会人育成のモデル校を目指したい。」と述べられました。

 興動館プロジェクトの代表者による活動報告の後、興動館の中村副館長が各プロジェクトの代表者に、「プロジェクトの自慢の数字は何か」、「プロジェクトの最大の危機は」、「プロジェクトに関わって最もドラマチックなシーンは何か」、「自分にとってプロジェクトとは」などの質問をされ、学生諸君はこれまでの活動を振り返りながら質問に答える中で、印象に残っている活動をそれぞれ語り、本プロジェクトの活動が学生諸君の学生生活を豊かなものにすると同時に、学生諸君のコミュニケーション能力や課題発見・問題解決能力などの社会人基礎力を確実に伸ばすことに役立っているのではないかと思いました。

 なお、平成21年度前期に認定された10プロジェクトは、下記の通りです。
(公認プロジェクトB)
 20名以上の学生団体からの申請によるプロジェクトで、最高500万円の資金援助が行なわれます。
 ○中国植林プロジェクト
 ○中高生の夢・笑顔実現プロジェクト
 ○カンボジア国際交流プロジェクト
(準公認プロジェクト)
 5名以上、20名未満の団体からの申請によるプロジェクトで、予算の範囲内で資金援助が行なわれます。
 ○サクセスストーリー出版プロジェクト
 ○プロスポーツによる地域活性化プロジェクト
 ○食生活支援プロジェクト
 ○経大ご近所MAP制作プロジェクト
 ○感性豊かな街づくりプロジェクト
 ○太田川キレイキレイプロジェクト
 ○授業改善プロジェクト

 上記のプロジェクトの詳細な活動内容については、下記の興動館プロジェクト紹介のホームページを参照してください。
http://www.hue.ac.jp/koudoukan/project/index.html

ゼミ担当教員とキャリアセンターの連携による就職指導体制の強化

2009年07月15日 | 進路支援及び就職支援
 就職事情が厳しくなっていることから、文部科学省では、「大学教員・学生支援推進事業」の一環として、就職支援の強化など学生支援推進プログラムの公募が行われていましたが、平成21年度の支援プログラムとして広島経済大学が提出した「ゼミ担当教員とキャリアセンターが連携した就職指導体制の強化」プログラムが採択されました。

 広島経済大学では、これまでもキャリアセンターと教職員の連携による就職支援を実施してきましたが、今回採択されたプログラムでは、ゼミ担当教員とキャリアセンターの双方が学生の就職活動履歴等に関する情報を共有し、きめ細かで多面的な就職支援体制を構築することを目指しています。

 具体的には、次のような連携活動が行われることになっています。
(1)教職員用のポータルサイトとキャリアセンターの学生の就職支援システムを連動させるシステムの導入
(2)キャリアセンターによるゼミ担当教員への求人情報及び学生の就職活動履歴などに関する情報の提供
(3)ゼミ単位での教員による個別指導の強化
(4)ゼミ担当教員による個々の面談・相談を通して得られた活動情報を、ゼミ担当教員がキャリアセンターにフィードバックさせる

 ゼミ担当教員は、システムから提供される学生の就職活動に関する情報を基に、早期から学生の就職活動状況を把握しながら、きめ細かい個別指導に当たることが可能になると考えられます。またゼミ担当教員が把握した情報をキャリアセンターにフィードバックさせることによって、学生はゼミ担当教員とキャリアセンターの双方から学生の活動実態に合わせた適切な指導を受けることが可能となり、円滑な就職活動を進めることができるようになると考えられます。

広島経済大学立町校舎の開設への期待

2009年07月09日 | 地域社会との連携


 広島経済大学では、広島市内の中区立町にある「ORE広島立町ビル」(11階建て、延べ床面積約5,000平方メートル)を取得し、今秋から社会人向け講座「キャリアアッププログラム」や一般公開講座などを開設し、社会貢献活動を一層推進することになりました。本学では、広島市の中心部に拠点を置くことで、大学と地域社会との連携を活発化させ、「社会に開かれた大学」を目指すことになっています。

 同ビルでの社会貢献活動の本格的稼働に先立って、7月から、改装の終わった4階部分の2教室を利用して、教職員や学生が、ゼミ教室、研究会、クラブ活動、会議室などに活用できることになりました。交通の便の良い市内の中心部にあるため、市内に在住の本学関係者の利用が増えるものと思われますが、市内に在住の卒業生が同窓会の開催などに利用できることになっており、本学関係者の利用が積極的に行われることにより、大学と地域社会との連携が進むことが期待されます。

 本学では、学生諸君の自主的な企画によるボランティア活動を支援する興動館プロジェクトが安佐南区のキャンパスに隣接する興動館を拠点にして展開されていますが、市内中心部に立町校舎がオープンすることで、学生諸君の活動拠点が広がるのではないかと思います。学生諸君と地域の皆さんとの交流がますます活発になることを期待しています。