7月13日の日経新聞に「男性の育休取得を促進 スタートアップが相次ぎ新制度ー法改正受け出産時に70万円支給も―」という記事が載りました。来年の4月と10月の育児介護休業法の改正に向けて、顧問先企業を中心に改正の内容を説明しているところではあるのですが、改正の内容にプラスアルファを加えて魅力ある働き方を提案する、という考え方は最近出てきた方向性のように思います。またそのプラスアルファが数万円などではなく桁が違うというかなり思い切った額を設定していることも特徴だと思います。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC10BVW0Q1A610C2000000/
この「スタートアップ」を調べていくと、経済産業省が提案する大企業×スタートアップのM&Aという成長戦略が出てきてその報告書は非常に興味深いものでした。まだまだ勉強しなければ説明できるレベルには達していないと思いますが、「スタートアップ」をイノベーションの担い手として位置付け、大企業の成長戦略の中にスタートアップを対象としたM&Aを組み込むことで、オープンイノベーションによる中長期的な価値向上が実現できるとしています。
ネットであれこれ調べてみると「スタートアップ」には、必ずイノベーションが要素としてあり、短期間に企業価値を最大化して、EXITを目指すということです。EXITとは上場(IPO)又はM&Aによって大きなリターンを得ることということなのですが、アメリカがM&Aが9でIPOが1なのに対して、日本はM&Aが約3でIPOが7なのだそうです。経産省は大企業がスタートアップを支援した上でM&Aを行うことにより新事業を創出、展開していく、ということを狙いとしていると理解しました。あれこれ考えてみると顧問先や友人から聞いた話などの中にそういった動きが色々とあることに思い至り、社労士として支援できると面白いと興味がむくむくとわいてきます。また、そう考えると日経新聞に載っている、来年の改正を契機とした人材確保のためのこれまでとは破格の魅力あるメニューをスタートアップが設定することも納得できるものです。
オリンピックが始まってテレビをずっと見ていますが、開会式のピクトグラムは楽しかったですね。とても気に入ってしまいました。開会式前に5輪を描いたブルーインパルスは、1964年の東京オリンピックの時も上空を見上げた記憶があるので、今回もどうかなあと思っていたのですが、なんとビルの合間の我が家の窓からほんの少しだけ見える空を飛ぶのが見えて、慌ててスマホのカメラであてずっぽうで撮ったところジャストで写っており、ちょっと盛り上がってしまいました。これから8月8日まで色々見たい競技があり仕事中も気になりそうですね
ところで東京都社労士会恒例イベント「夏休みこども年金教室」が8/18開催されます。今回はzoomで行われるということで地方からの参加も可能なそうです。夏休みの自由研究にもなる「年金新聞」が出来上がるということで、夏休み後半の宿題の追い込みにもピッタリかと思います。10歳前後の子供さんやお孫さんがおられる方は是非参加してみてください。
https://www.tokyosr.jp/topics/2021-topics/44602/