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社会保険労務士としての日々の業務を行う中で、考えたこと、感じたこと、伝えたいことを綴る代表コラム。

労災保険受任者払い制度

2022-11-21 00:32:37 | 労働法

労災保険受任者払い制度について、ご相談があったため調べました。この制度がいつ頃からあったのか分かりませんが、平成14年3月発行の厚生労働省労働基準局労災補償部補償課が出している「第一線職員のための労災実務必携」の中に次の記載があります。休業(補償)給付の留意事項として、時効により請求権が消滅していないことや、労働者性、支給要件の確認等と合わせて「受任者払の場合は、事業主による立替払が確実に行われていることの確認」とありますので、20年以上前からあったものだと思います。

そもそもですが、労災保険は申請者本人の口座に振り込まれるものです。ただし申請書を労働基準監督署に提出してから約1カ月(昔は3か月とも言われていた)かかるので、その間収入がない状況になる場合がほとんどかと思います。受任者払い制度とは、労災保険の休業(補償)給付等について行われているもので、労働者が受け取る給付金の相当額を会社が立て替え、後日休業補償給付などが会社の口座に振り込まれるという制度です。

手続きとしては、休業(補償)給付支給請求書と合わせて「受任者払に係る届」と提出することになります。様式は各労働基準監督署で異なるようです。
https://jsite.mhlw.go.jp/hyogo-roudoukyoku/content/contents/000623147.pdf

受任者払制度のメリットとしては、被災労働者の休業中に無収入の期間が発生することを避けることができるので、被災労働者の生活の安定が図れることです。

留意点としては、必ず立替額を支払ってから、上記受任者に係る届を被災労働者に記入してもらうことです。立て替えをしてもらう前から記入を求められるのは労働者が不信を感じる可能性がありますので。

また休業(補償)給付等の支給が労災として認定されない、又は実際監督署から振り込まれた額が違ったという場合の差額分の精算方法については事前に決めておくと良いということです。

今日は3年ぶりの渋谷支部管外研修でした。所沢の角川武蔵野ミュージアムから秩父に行き秩父まつり会館、秩父神社などを回りました。1日バスで回る間に色々な話をすることができて、やはり会員間の距離が縮まるとも感じ、日帰りでも旅行に行くのは良いことだなと思いました。またプロジェクションマッピングを駆使した映像関係がコロナ前の管外研修に比べてかなり高度化しているような気がしました。コロナでお休みしていた事務所の旅行も、そろそろ日帰りでよいので再開してみようかなと思いました。

 秩父のお祭りは力強く迫力がありそうでした。