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社会保険労務士としての日々の業務を行う中で、考えたこと、感じたこと、伝えたいことを綴る代表コラム。

社労士開業当初はすべてが先生

2022-06-12 23:32:09 | 開業記

開業や勤務社労士として登録して日の浅い方が参加する山の手メンター塾や、BBクラブOBで開業することになったというご報告で、開業当初を振り返ることは比較的多くあります。今年で開業30年目に入ったということで、最近は参加者の中で私が開業暦としては一番古いという場面も多くあり、昔の話をしても仕方がないことと、参考になるのではないかということと、考えて話をしないといけないと心していますが、開業当初どのようなことが勉強になったかお話ししたいと思います。

開業当初どのように知識・経験を得ていくかということは、今のようにネットで情報がすべて入手できるわけではなく、また顧問先の当てもなくひとりひっそりと自宅で開業したので、知識と経験を得る方法は本当に限られていたと思います。どのようなことをして知識・経験を重ねたかというと、周りのすべてが先生だったなと思います。

まずこれは今も新しいテーマで講演の依頼やご相談を受けたときは、とにかく2、3冊書籍を購入して勉強します。開業当初も同様で、細々と入る収入は大方書籍購入に充てていたといっても良いと思います。ネットで入手できる情報もありますが、全体からの俯瞰や正確性、信頼性、本当に細かい部分を確認するにはやはり書籍ということになります。ですから事務所の本箱は今や隅っこにありますがかなりの量の書籍があります。

年度更新や算定は行政協力で経験を積みました。特に年度更新はたった1件だけ申告書を書いただけで、監督署の受付をさせてもらいました。そこで実務上の基本的な考え方や変則的な場合の扱いを教えて頂いてその後毎年20年間続けて表彰も受けました(今のように臨時指導員向け研修はなく、おそらく私のような新米が来るので支部開催の研修の必要性があり要請があったのかもしれませんが、その後その研修で講師もしました)。建設業の年度更新なども行政協力で持ち込まれた書類から記載方法などを勉強したといってよいと思います。初年度隣に座って頂いた監督署の女性の課長さんは今もお名前も覚えていますが本当に感謝しています。

開業当初から5年ほどTACの採点チームでアルバイトをしていたのですが、その時の5,6人のメンバーが皆同じように開業したての仲間でその仲間との情報交換が貴重な時間でした。その後講師になっても3年ほどは続けていたと思います。あとから考えると合格したとはいえあの頃は知らないことが本当に多かったと同じく講師になった仲間と話したりしましたが、週1回の採点のアルバイトは本当に助かりました。採点する問題について質問しあったことも勉強になりました。社労士事務所での勤務経験者がいて「そんなことも知らないでよく社労士と言えるな~」と言われてズキンと来たりもしましたが、皆でわからないなりに相談しあえるのは本当に心強く勉強になりました。何らかのきっかけを見つけてそういう勉強会を作ってみるのは良いことと思います。

顧問先から確認してもらいたいというご依頼も、勉強になります。これも今でもそうですが、顧問先からの依頼があれば初めての書類でも調べながら確認していくのですが、これは本当に勉強になります。報酬を頂きながら勉強できるのは本当に有り難いです。36協定も厚生労働省から出ているモデルしか見たことがなかったのですが、顧問先から確認依頼を受けて初めて実際提出する現物を確認する機会を得ました。厚生労働省のモデルと違うところを監督署に確認して目から鱗だったこともあります。当時はそこまでできていませんでしたが、今はやはり法律上条文や通達などの根拠もできるだけ当たって自分自身が納得するようにしています。

あとは、先輩社労士の存在です。開業したばかりのころは先輩に気軽に質問はできないのですが、どうしてもというときは先輩社労士に電話をしたり支部の事業で集まったときに勇気を出して相談していました。支部の役員になったのも楽しかったからということもありますが、情報を得ることができるのも魅力でした。社労士の先輩は皆さん優しくて、困ったときの行政への質問の仕方、手続きの方法など実務的なこと、事務所運営のこと(法人化の時も決算をどの時期にすべきか)などある程度経験してからも沢山相談に乗ってもらいました。その経験があったので支部長になったときに「山手メンター塾」を創設することにしました。

開業当初や勤務社労士で実務をしていなくても、自分なりのテーマを決めて勉強するのが良いと思います。できればそのテーマで本を書いたりセミナーをできるとより良いと思います。色々なところに売り込んでも良いのです。自分の勉強にもなりますし、〇〇に強いということで認知されることは士業にとっては大事なことですので。

最近本当に人出も増え、食事会や懇親会もぼちぼち行われるようになり、いよいよwithコロナの時代になったことを実感します。オミクロン株の感染が急増した頃に比べると今は落ち着いているのでそれほど心配はないのかもしれませんが、マスクを取る気にはならないですね。それでも夏のように暑い日はマスクがつらいなとちょっと感じる日はあるのですが。

最近スターバックスの季節のフラペチーノに凝っていて夜の予定がない時は必ず仕事帰りに一人で寄っています。私はお酒を飲まないので、仕事が終わったときの一杯ということにしています。5月はバナナナバナナフラペチーノ、6月はメロンフラペチーノですが、仕事が終わってからだとやはり時間が遅いのでsold-outのシールが・・・。しかし、我が家の駅にテイクアウト専門のスタバがありそちらだと何とか購入できることがあるのです。それでもない時は抹茶フラペチーノにしています。