OURSブログ

社会保険労務士としての日々の業務を行う中で、考えたこと、感じたこと、伝えたいことを綴る代表コラム。

国家公務員の定年引上げ

2021-06-06 22:18:05 | 法改正

国家公務員の定年を65歳に延長する改正国家公務員法は4日の参院本会議で可決、成立しました。そもそも昨年、会期末を迎えた衆院本会議で継続審議の手続きが取られず、審議未了で廃案となった法案です。廃案の要因となった野党の批判の対象部分である「内閣等の判断で検察幹部定年を延長できる特例」を削除して、今国会に再提出されていたものです。内容としては民間の70歳就業確保措置に向けて参考になるものだと感じます。

①定年については、段階的に引き上げられるため、61歳定年は令和5年度からということになります。2年ごとに1歳ずつ定年年齢が引き上げられ、完成するのは令和13年度65歳ということになります。

②役職定年制が導入され、管理監督職の職員も60歳に到達すると年度末までの間に管理監督職から外れることになります(特例あり)。
③60歳以降の俸給月額は70%の水準になります。
④退職手当の算定は、60歳の時に行うことになります。
⑤本人の希望により、短時間勤務を選ぶことができます。

【法案の概要】
https://www.cas.go.jp/jp/houan/210413/siryou1

65歳定年制をひいたとしても65歳までそれまでの労働条件が維持されるのではなく、どちらかというとこれまでも民間企業で行ってきた60歳定年再雇用とあまり違いがないと感じます。この改正は民間の70歳までの就業確保措置の前哨戦であることは間違いなく、60歳以上の社員に対する労働条件の設定方法の参考にはなると思います。ただ今後70歳まで働くという社会になるとすると、60歳以降も評価制度を導入し、個々人の能力や成績により賃金設定をする方向になるのではないかと考えていただけに、若干足踏みのような戸惑う面もあります。

今日の山縣選手の9秒95はとても嬉しかったです。以前から応援していたのですが大きなけががあったり、年齢的にも厳しくなったのではないかと残念に感じていた時期もありました。先日渋谷のよく行く中華に夜打合せで立ち寄った際、コロナでお客様が少なかったこともあり、もう一組が山縣選手だとすぐ気が付きました。「応援しています。頑張ってください!」と言えばよかったなあと悔やんでいます。苦しい時期を長く沢山経験しているだけに、オリンピックに出場して活躍して欲しいと思います。