OURSブログ

社会保険労務士としての日々の業務を行う中で、考えたこと、感じたこと、伝えたいことを綴る代表コラム。

テレワークの適切な導入及び実施の推進 のためのガイドライン(新旧対比①)中抜けについて

2021-04-11 22:55:03 | 労務管理

3月25日に新たなテレワークガイドライン※「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」が出ました。ガイドラインの改定のポイントはリーフレットにも載っていますが、特に人事評価、費用負担、人材育成等の労務管理に関することが加わったことが特徴だと思います。

●テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン本文 

https://www.mhlw.go.jp/content/000759469.pdf

●リーフレット
https://www.mhlw.go.jp/content/000766329.pdf

労務管理に関する追加事項についてはもう少し読み込んで次週以降取り上げたいと思いますが、今回は実務的にもご相談の多い「中抜け」について、新旧のガイドラインの比較を取り上げてみたいと思います。

新たなガイドラインでは中抜け時間の取扱いとしては以下の方法が考えられるとしています。

中抜け時間を把握する場合には、休憩時間として取り扱い終業時刻を繰り下げたり、時間単位の年次有給休暇として取り扱う
中抜け時間を把握しない場合には、始業及び終業の時刻の間の時間について、休憩時間を除き労働時間として取り扱う

これらの中抜け時間の取扱いについては、あらかじめ使用者が就業規則等において定めておくことが重要である。

旧ガイドラインでは中抜け時間は、始業・終業時刻の繰上げ繰下げ又は時間単位年休での対応のみが書かれていましたが、今回は中抜け時間は休憩時間を除き労働時間として扱うという対応方法も示しています。

実務のご相談では、テレワークの場合フレックスタイム制で対応する場合が多いと感じていますが、みなし労働時間制で対応する場合などは中抜け時間を把握することはできないため労働時間とすることになります。節度のある中抜け時間であればテレワークのメリットを生かした働き方と言えると思いますが、心配な場合はみなし労働時間制を使わず①中抜け時間については開始と終了については連絡してもらうこと、②中抜けできる時間を決めておくこと等一定のルールをガイドラインにもある通り就業規則に定めておくことが良いと思います。

なお旧ガイドラインでは以下Q&Aが載っています。「 Q& A いわゆる中抜け時間について」

Q テレワークを実施する予定の労働者から、「テレワーク実施日に、銀行や役所の用事を片付けたいので、休憩時間を1時間延長して、終業時刻を1時間繰り下げたい」と言われました。労働者の都合に応じた所定労働時間の変更は可能でしょうか。
A 銀行や役所の用事を済ませるための時間は、いわゆる中抜け時間ですので、使用者が業務の指示をしないこととし、労働者が労働から離れ、自由に利用することが保証されている場合、終業時刻の繰り下げなどの所定労働時間の変更は可能です。ただし、あらかじめ就業規則に規定しておくことが必要です。また、企業が所定労働時間を一方的に変更することはできませんので、ご注意ください。

※旧ガイドライン「テレワークにおける適切な労務管理のためのガイドライン〜情報通信技術を利用した事業場外勤務の適切な導入及び実施のためのガイドライン~」

https://www.mhlw.go.jp/content/11911500/000683359.pdf

週末BBクラブの幹事会をzoomとリアルの併用で行ったのですが、夏の勉強会もまたzoomで行うしかないであろうということになりました。ハイブリッド方式も検討したのですが、幹事の多くが会社から人数が集まる会合への参加の禁止等を言われているということで、まだまだ会場に集まるのは無理だということになりました。前回冬の勉強会ではzoomのウェビナーで講義をしたので参加された会員との交流はできなかったのですが、当日視聴した会員とYouTubeで視聴した会員の合計でも100人程度であろうということになり、夏の勉強会はウェビナーではなくミーティング機能で行うことにして、勉強会終了後も会員との交流ができると思います。今度は皆さんの顔が見れるかなと思い楽しみになりました。次回BBクラブ勉強会(7月17日)のご案内については、アンケート付きの往復葉書をお送りするとともにBBクラブのブログで確認いただければと思います。

BBクラブ インフォ (livedoor.jp)

イギリスではワクチンの接種が進み感染者数が劇的に落ち着いてきているということ、日本も夏頃にはそのような状況になるでしょうか。少なくとも秋には国内旅行や山歩きに行けるようになると良いなあと思っています。