東日本大震災が起こってから10日が過ぎました。
日を追う毎に犠牲者の数が増え続け、この大震災による死者は警察庁のまとめによると21日現在8600人を超えてしまったそうで、行方不明者は約1万8千人にのぼり、合計で2万7千人を超える史上最大の大惨事となってしまいました。
地震発生後から世界の国々から支援の手が差し延べられていて、救援隊を派遣した国も沢山あり、タイ政府も医療チームの第一陣を去る15日に派遣し、このチームは千葉県内で10日間の救援活動を続けています。
チェンマイのデパートや大型スーパー、レストランなどには「義捐金」を募る募金箱が設置され、タイ人だけではなくチェンマイに暮す諸外国の方々も募金に協力しています。
タイは2004年に起こったスマトラ沖地震の際にプーケットで津波の被害を受け、日本からも支援の手が差し延べられたことを忘れずにいてくれて、タイ人の方々の恩返しの優しい気持が強く伝わって来ます。
去る19日にはタイ人とチェンマイ在住の外国人達が日本の被災者の方々のことを思ってチャリティーコンサートを市内のパヤップ大学で開催してくれて収益金を全て義捐金の充ててくれました。(写真下)
また、来る27日にはチェンマイ商工会議所(タイ人の団体)が同じくチャリティーコンサートを市内の中心にある<三人の王様像広場>で開催することになっていて、私も所属している<ハーモニックスCLL>のコーラスグループも出演する予定となっています。
チェンマイからの歌声が日本の被災者の方々に届くよう、精一杯大きな声で歌わせていただきます。
当日ラストに歌う楽曲が「心の友」という五輪真弓の作品で、インドネシアでは第二の国歌とも言われているポピュラーな曲です。
遠く日本を離れて暮している私たちの気持が被災者の心に届くことを願って・・・。
心の友 作詞・作曲 五輪真弓
あなたから苦しみを奪えたその時
私にも生きてゆく勇気が湧いてくる
あなたと出会うまでは孤独なさすらい人
その手のぬくもりを 感じさせて
愛はいつもララバイ
旅に疲れた時
ただ心の友と
私を呼んで
信じあう心さえどこかに忘れて
人は何故 過ぎた日の幸せ追いかける
静かにまぶた閉じて心のドアを開き
私をつかんだら 涙ふいて
愛はいつもララバイ
あなたが弱い時
ただ心の友と
私を呼んで
愛はいつもララバイ
旅に疲れた時
ただ心の友と
私を呼んで
心の友(五輪真弓歌)試聴
http://www.casttv.com/video/t20mwn1/-video
そして、その後の日に何十回もある余震が怖いです。
今も毎日小さな余震が何回かあります。
現地の方達は、もっと大きな余震を毎日感じていると思うと、命は助かっても気持ちの休まる暇もないのではないでしょうか。
そして、福島第一原子力発電所の事故!
昨日も煙がでていて、放水をしています。
日本人と外国人の情報に温度差があるのか、外国人はどんどんと日本を離れているそうです。
先が見えないというか、いつ安全だとの報告があるのでしょうか。
ほうれん草と牛乳に放射能反応があり、人体に影響は無い程度とのことですが、廃棄処分が決まりました。
地震後に買占めが始まり、スーパー、コンビニから
食料と水が消えました。
少量の生鮮食料品は買えましたが、やっと昨日から
品数が増え始めました。
休日以外の計画停電もあり、通勤をしている友人は
電車に乗れても圧死寸前で、歩けるところは歩いているそうです。
同じ船橋市でも私のところはほとんど何も影響はないのですが、自転車で走ると所々信号が消えています。
今これを書いていると又余震で、揺れました。震度は3です。
もう・・・・
このたびの東北地方太平洋沖地震による被災に、心からお見舞い申し上げます。
地震発生直後からテレビに釘付けで、刻々と報じられる被害の大きさに心を痛めています。
今でも毎日続いている余震の恐怖に充分な睡眠も取れず苦しい毎日が続いていることと思います。
併せて発生した福島第一原発の事故も未だに予断が許されない状況が続いていて、世界中の人々が心配して見守っています。
しかし、このような過酷な試練には負けていられません。
日本人の底力、持ち前の忍耐力、不屈の精神で必ずや復活の日が来ることを心から信じています。
一日も早い復旧を心から祈っております。
19日のパヤップ大学音楽学部卒業生会を中心に企画された「チャリティーコンサート」での日本地震津波被災者への祈りでは、涙しました。
「同胞を 念い託すは 蠟燭に」
今朝のニュースによると今回の大震災での死者、行方不明の人数が25,000人を超えたと伝えていました。
この数字は北海道の富良野市や鹿児島県・阿久根市の人口をも上回る人数で、改めて今回の大震災の恐ろしさをかみ締めています。