ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
はっぴぃな定年ライフを満喫する為の生活情報発信

街で見付けた「勝れモノ」

2014年04月08日 | 海外ロングステイ

ダバオ市内で見付けた「勝れモノ」2点を紹介します。
先ず1点目はトップの写真にある「携帯用爪楊枝」です。
写真で判るように歯間ブラシと極細ピックが両端についた大変便利な「爪楊枝」です。


爪楊枝は、一般的には長さ10cm未満の木の棒で、先端が尖らせてあって、もう一方には滑り止め用に凹凸になっていたり、飾りが付けられたものがあって、通常断面は円形ですが、断面が四角い角楊枝もあるようです。
爪楊枝の用途は、歯の間に詰まった食べかすを取る道具としてよく用いられていますが、和菓子などに添えて口に運ぶための食器として用いられたり、あるいはばらけ易い料理を一まとめにする際にも使われています。
爪楊枝は世界各国に存在していて、日本ではクロモジの木で作られたものが多かったため、爪楊枝のことを別名「黒文字」と呼んでいます。
安価な木製の爪楊枝は使用される白樺などの木自体が柔らかいことや、合成樹脂製のものでも衛生上の観点から使い捨てにされることが多いのですが、洗うなどして繰り返し使用することを前提にした高級品もあって、象牙や金で造られたものもあるそうです。
韓国では、環境への配慮を目的に1992年12月から「資源の節約及び資源再活用促進に関する法律」が施行されて、爪楊枝、割り箸や紙コップなどの使い捨て商品の飲食店での使用が原則禁止になったことから、トウモロコシの澱粉を原料にした食用にも出来る爪楊枝が使用されています。
それまで韓国では残飯を家畜の餌にしていたのですが、残飯の中に普通の木製の爪楊枝が混ざっているとそれを食べた家畜が怪我などをして危険なため、デンプンで出来た爪楊枝を作った訳で、今では食べることも出来る爪楊枝となっていますが、法律が施行された背景には家畜の安全面を考えてのことがメインだったと聞いたことがあります。
また、イタリアでは、両先の尖った「SAMURAI」というネーミングの日本製の爪楊枝がポピュラーだそうです。


さて、前置きが長くなりましたが、紹介する勝れモノ「爪楊枝」はThe Doctor'sブランドの<Brush Picks>、台湾製です。
素材はポリプロピレンで、ツリー型の歯間ブラシタイプのヘッドが効果的に汚れを掻き出してくれて、もう一方の側のピックは極細なので、歯の間に楽に入るので歯間や歯ぐきのプラークなどの汚れや食べカスをきれいにすると共に歯ぐきを刺激することで、歯周組織を健康に保ってくれます。
持ち運びに便利なケースに60本入っていて、65ペソ(150円)で、MatinaのNCCCショッピングモール内のスーパーで見付けました。

「勝れモノ」の2点目は<Aji-Shio/GARLIC>(アジシオ/ガーリック)です。
製造しているのは味の素フィリピンで、フィリピンで1961年に創業した老舗の日系企業です。
製造している主力商品は「味の素」ですが、フィリピンでの味の素の成功の裏には「販売戦略」の技が際立っています。
フィリピン味の素では、「コインサイズ」と称して、商品を細かく小分けにして販売する手法を取り入れて大きな成功を遂げているのです。
同じ商品を分量で分け、消費者に硬貨(コイン)一つでも買える商品構成を提供しているところが日本と大きく違っているのです。


主力商品であるうま味調味料「AJI-NO-MOTO」(味の素)だけでも、下から50センタボ、1ペソ、2ペソ、5ペソ、10ペソといった具合に、必要量に応じて容易に手が出る価格帯を準備していて、このうち最も売れているのは1ペソの袋(5.6グラム入り・日本円2円29銭)で、その数は毎月約1億3,000万袋に達するそうです。
日本ではお馴染みの「アジシオ」は、うま味成分であるグルタミン酸ナトリウムを加えて作っていますが、フィリピンで製造している「アジシオ」は日本の商品とは別物で、フィリピンの人たちの食生活に合わせて「Aji-Shio GARLIC」(アジシオ・にんにく)、「Aji-Shio Pepper」(アジシオ・胡椒)の2種類を製造販売しています。
「勝れモノ」の二番目に紹介するのが、この「アジシオ・にんにく」です。
うまみ成分たっぷりの「アジシオ」に香り高い「にんにく」の粉末と各種シーズニングをブレンドしたこの「アジシオ・にんにく」は和食以外の中華料理、イタリア料理などの料理やスープなど用途も広く我が家のキッチンには欠かせない一品となっています。
この商品は市内のスーパーへ行けば何処でも販売されていて、1袋18g入りで5ペソ(約11円)です。
使い易い瓶入りが無いのが残念ですが、我が家では「味の素」の<ふりかけ容器>に移し変えて利用しています。