ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
はっぴぃな定年ライフを満喫する為の生活情報発信

ダバオの交通事情

2011年12月21日 | 海外ロングステイ

ダバオに再移住を決めてから決心したことがあります。
それは車の運転の「封印」です。
去る9月に古希を過ぎ、自覚症状はないものの反射神経などの衰えが始まっている筈なので、日本でも高齢者に推奨している「運転免許証」の返上(実際には封印)を決めたのです。
幸いなことにダバオでは車を持たなくても便利な生活が出来るのです。
ダバオの交通手段の主流はフィリピン名物「ジープニー」です。 
その昔米軍の払い下げJeepを乗合自動車に改造して庶民の足となったのが始まりで、ダバオの市内の交通手段の主流はこの「ジープニー」で、朝夕の通勤通学ラッシュ時には沢山のジープニーが街中を行き交ってます。(トップ写真) 
この庶民の足ジプニーの初乗り運賃は大人8ペソ(約14円)で、これは最初の6km迄の料金で、以降距離によって料金は9ペソ、10ペソと上がって行きます。 
ジープニーはドライバーが集金係も兼ねているので、運転席から遠い席に座った乗客は運賃を伝達ゲームのように乗客の手を次々と渡ってドライバーに届けられ、お釣りがある場合はドライバーから数人の乗客の手を経て戻されるのです。
これは乗客の当然のサービス(?)なので、あくまでも事務的に渡すのがポイントで、恐縮する必要はありません。
ジプニーは<幹線道路>だけでの営業が許されていて、それぞれ一定のルートが決っていてフロントガラスにコースが表示してあるので目的地を通るジプニーを手を挙げて止めて乗り込めばOKで、降りる時はコインなどを使ってジプニー車内の金属の手摺り棒や天井を「カンカン」と叩いて合図すれば大体10秒以内には歩道に寄せて停車してくれるので叩くタイミングが重要です。
大通りから住宅街へ向かう小路などの細い道には別の交通手段の「トライシクル」があります。(写真中央)
        
写真で判るようにこちらは人力の自転車を改造した乗り物で、基本は<二人乗り>です。
運賃は一人5ペソ(約9円)で、二人分で10ペソになります。
しかし暇な時には一人でも5ペソで乗せてくれるので、荷物が多い時などは助かります。
このトライシクルは利用者の多い地区では自転車ではなくバイクを改造して8~10名程乗せて営業しているタイプもありますが、どちらも営業出来るのは大通りの手前までと決められています。
買い物の荷物がいっぱいの時はタクシーを使いますが、ダバオのタクシーは以前に比べて数も増え、綺麗な車が多くなったことに驚きました。
タクシーの初乗り運賃(2km)が40ペソ(70円)で、以降250m毎に3.5ペソづつメーターが上がって行きますが、日本のタクシー料金に比較して驚くべき安さだと思います。 
運転テクニックはタクシー、ジープニー共結構乱暴なので、特にジープニーに乗る場合はしっかり手摺り捉まっていることが大切です。
その他にダバオの交通手段で特筆すべきことは「バイク」と「自転車」が極端に少ないことでしょう。
バイクは価格がかなり高いことから普及が進んでいないようです。
あっと言う間に過ぎてしまった3週間のダバオ暮らしですが、毎日のようにジープニーやタクシーのお世話になりながら快適なダバオ生活を送っています。