ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
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想い出写真館

2010年06月19日 | 海外ロングステイ

ピラミッドとスフィンクス<エジプト>

「地球一周の船旅」2001年6月26日(火)の日記から。
100数十キロにも及ぶ細長いスエズ運河の通行は1方通行になっていて、中間地点に設けられた幅広い湖のような場所で上り、下りの船の運航交代をして地中海側からやって来る船の通過待ちをします。 
日によって船の数が変る為、中間地点から地中海へ抜け出せる予定時間がこの場所に到着しないと事前には分からないそうで、運がいい事に我々の船がその地点に着いた時には地中海側からの船が殆ど無くて、ほぼストレートにエジプトのポートサイトに向かう事が出来た為、予定より大幅に時間短縮が出来て夕方6時には上陸が出来ました。 
エジプトに着いての第一印象は同じアフリカの国でありながら、今まで回ったケニア、エリトリアとは全く異なる顔立ちの人々に出遭ったことです。
エジプトの人々の肌は白く、外見もアラブ系の彫りの深い顔立ちに変っています。
上陸二日目は期待していた「ピラミッド群探訪」ツアーに参加しました。 
ルクソールで起こったイスラム過激派のテロ事件から十数年経った今でも、エジプト観光局は観光客の安全を重視して、今回のツアーに仕立てた観光バス10台の列の前後に銃で武装した警察の護衛車をつけてコンボイ編成で約3時間離れたカイロの街へ向いました。 
カイロ市内はさすがに観光とスエズ運河収入で潤っているエジプトらしく活気に溢れていて、市内のあちこちにある立派な建物が目を惹きます。 
最初に訪れたのがサッカラのピラミッドで、砂漠の中に作られた4000年以上も前のピラミッドが悠然と聳えていた。 
次に三大ピラミッドで有名な「ギザのピラミッド」に到着して最初に一番大きなクフ王の大きなピラミッドの前で早速記念写真を撮ることにしましたが、大きなピラミッドだけに全体を一枚の写真のフレームに入れるのが困難でした。 
そして写真でしか見たことのなかった有名な「スフィンクス」の姿を見て大いに感動しました。 
ピラミッドと言えば以前数回出かけたことのあるメシコのチチェンイッツアーにあるマヤ遺跡のピラミッドを思い出しましたが、エジプトのピラミッドは「お墓」で、マヤのピラミッドは「祭壇」と、作られた目的が大きく異なっています。
ただ、マヤのピラミッドの方が幾分保存状態が良好に思え、ピラミッドの頂上へ上らせてくれるのもマヤの遺跡の方だったし、厳かな雰囲気の漂うマヤ遺跡の方に軍配を上げたいと思います。 
エジプトのピラミッド見学で感じたことは何処の観光地でも見かける「土産品売り」の数が多く、その上かなり執拗に迫って来るので閉口したが、土産品の特長がメキシコのマヤ遺跡で売っている品物とかなりの共通点があることに驚きました。 
昼食と夕食で食べたエジプト料理もなかなかの味で、エイシと呼ばれるピザの生地のようなパン、ハマームと言うハト料理、有名なシシカバブーなどなど、どの料理も美味しくいただけました。