ボイボイ日記・ダバオリターンズ

南国フィリピン南部の街ダバオで
はっぴぃな定年ライフを満喫する為の生活情報発信

茶碗蒸しは「おふくろの味」

2010年06月05日 | 海外ロングステイ

誰にでも「おふくろの味」の思い出があるでしょう。
「おふくろの味」は、家庭料理によって養われる味の記憶で、母親の持つ暖かいイメージから生み出される優しさに溢れた「味」のことでもあります。
50歳以上の好きな「おふくろの味」ランキングがネットに載っていて、ベスト3が以下の料理に決まったそうです。
1位 味噌汁
2位 肉じゃが
3位 玉子焼き
今思うと私のおふくろはかなり「料理上手」の母親だったと思います。
出来合い(市販品)の惣菜類が嫌いで、「佃煮」や「沢庵」「塩辛」などを新鮮な素材選びから丹念に作ってくれていました。
数ある「おふくろの味」の中でも特に好きだったのが「茶碗蒸し」です。
たっぷりの鶏肉と蒲鉾、そして我が家の茶碗蒸しには子供にはちょっと不似合な「ギンナン」が必ず二粒入っていました。
チェンマイに来て驚いたのはタイにも日本の茶碗蒸しにとても良く似た「カイ・トゥン」というタイ風茶碗蒸しがあることです。
そしてもっと驚いたのは芸術品のような「茶碗蒸し」にチェンマイのレストランで出逢ったことです。
そのレストランとはフェイケーオ通りのチェンマイヒルホテル内の「水仙亭」です。
昼食に時々出かけて「寿司定食」をいただいています。
ランチメニューには寿司定食の他にも「天婦羅定食」、「焼き魚定食」など数種類あって、どの定食にも写真の「茶碗蒸し」が付いているのです。
写真でも分かるように茶碗蒸しの表面に青菜やニンジン、椎茸を使って綺麗な絵柄が浮かんでいて、食べる時に崩してしまうのを躊躇する程綺麗に描かれています。
勿論味も申し分なく、水仙亭の茶碗蒸しを食べる度に「おふくろの味」を思い浮かべています。