ファイプロとプロレスと私

サッカーW杯と差別

どうも、今回はサッカー日韓W杯について。

 

2002年にアジア初のワールドカップとして開催された日韓大会から、もう20年が経ちましたね。

ブラジル代表が史上最多5回目の優勝を成し遂げたわけですが、当時の日本メディアはベッカムの話ばかりだったような。

 

さて、日韓大会については、少なくとも現在のネット上では、高い確率で韓国代表関連のジャッジの話題が出てきますね。

審判の買収など不正があったとか、それが欧州で批判されているとかね。それがネット右翼の間で定説となってしまってまして。

もちろん不正があってはならないのですが。ただ、確たる証拠があるのか?というと、疑惑の域を出ません。

ハンドボールの大会でジャッジに関しての不正が問題化したことがありましたが、日韓大会の場合はそうではなかったですね。

 

何より、仮にスポーツの大会で不正や疑惑があったからといって、特定の民族への差別や誹謗中傷が許されることにはなりません。

マラドーナがハンドの反則をしたからといって、アルゼンチン人への差別が正当化されることはありません。それは韓国や中東の場合でも同様です。

 

20年前の大会当時を思い返すと、同じアジアの韓国代表の躍進を、好意的に見ている日本のファンも多かった記憶があるんですがね。韓国にはJリーグでプレイしている選手もいましたし、ネットも今ほど普及していませんでしたから。

それが今では民族差別の道具として使われてしまっていて、嘆かわしい限りです。

おそらく、2005年のマンガ嫌韓流の影響が大きかったですね。あの差別マンガにもサッカー日韓大会の話がありましたから。

 

今年秋には、カタールでサッカーW杯が開催されます。アジアでは2回目の大会です。

アジアからは、日本、韓国、サウジアラビア、イラン、豪州、そして開催国カタールの代表チームが出場します。

今回も誤審や不正の疑惑が、あるかもしれません。

それが差別や誹謗中傷に使われてはなりません。

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