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憲法を簡単に変えられるようにすることに反対です

2013-04-16 23:46:55 | 月刊『平和がいちばん』
 「平和がいちばん」4月号は、焦点化されている憲法問題。今、少しでも多くの方と自由に、活発に、憲法問題を話し合いたいと思う。自民党の憲法改正案は知れば知るほど、歴史に逆行していくと思うから。先輩達の戦争等の大きな犠牲の下に築いてきた「人権」「平和」等の血と涙の蓄積を根底から奪う内容だからだ。

 ・・・・・以下 平和がいちばん 1面より・・・・
 今夏7月に参議院選挙が行なわれます。3年に一度、参議院の定数(242)の半数が改選です。その争点の一つが“憲法改悪ストップ”。昨年暮れの総選挙で、有権者のわずか16%(比例区票)が支持しただけで、自民党は衆議院定数480の61%、294議席を占めました。小選挙区制度でつくられた多数議席です。
 自民党は昨年4月に「憲法改正案」を発表、「天皇元首化」や「国防軍創設」などを憲法に盛り込むとしています。同じく改憲をめざす「日本維新の会」は先の党大会で次のような綱領を決めました。「日本を孤立と軽蔑の対象におとしめ、絶対平和という非現実的な共同幻想を押し付けた元凶である占領憲法を大幅に改正」する。戦後の日本を全て否定する独りよがりで誤った憲法観です。この維新と自民は参院で議席の3分の2以上を占め、憲法の改変を進めたいと考えています。

 現憲法は「硬性憲法」と呼ばれ、その変更は普通の法律より厳しい制限があります。国会による改正の発議は各議院で3分の2以上の賛成がなければ国民投票にかけることができません(第96条)。憲法を変えようとする自民や維新はまずこの規定が厳しすぎる、2分の1以上の規定にしてもっと簡単に変更できるようにしようと言っています。

 私たちは憲法の改変の手続きを簡単にすることに反対します。憲法の本来の目的は、国家権力の制限にあります。時の為政者によって恣意的な政治が行われないよう、国家権力が行使できる範囲をしっかりと定めて、市民の自由や権利を確保するのが憲法の使命です。その時々に多数を占める人々にとって都合が良いと思ったことや、特定の人々の短期的な利害によって憲法が書き換えられることを認めないのもまた当然です。わずかな支持だけで多数議席を得た政党と、党内部で意見の一致もない政党があわせて3分の2以上だから「この期に改憲を」では、私たちの幸福追求も平和維持も保障されません。

原発、軍事基地、増税など生活と平和を脅かすものを見据える参議院選挙にしましょう。