57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

『伝えること・伝わること』

2020年08月05日 | 日記
先日、神戸スポーツサーキットへ、レンタルカートの練習に行ってきました。
その折に、このブログでおなじみの、中村さんご一家と遭遇。

お昼休みだったので、エアコンの効いた涼しい休憩室へ。
中村海斗くんパパと、Facebookや、友達承認についておしゃべりしました。
カート でレース活動をしているご家族にとっては、PR活動も大切です。

レースでいい結果を残し、多くの人や、企業に知ってもらうこと。
そのため、FacebookなどのSNSは、今や重要なツールですね。
海斗くんパパは、
『外人さんとも、結構、友達承認してるんですわ。向こうは、どんな気持ちで、友達承認してるんやろうね?』

それについてボクは「ふむ、ふむ」と中途半端な返事をしただけでした。
その日ボクは、レンタルカートの練習をして帰宅。

風呂に入りながらも、ボクは、海斗くんパパの言葉が、まるで喉の奥に、小骨がひっかかったように感じられました。
『伝えるって、難しいよなぁ~』

ボクは今年で60歳になりました。
まあ、年相応に、今まで、多くの失敗や失望、挫折、そして屈辱さえも味わってきました。
それらの体験は、
『ボクが発信したメッセージが、相手にちゃんと伝わっていない』
ことが原因の一つだったと思います。
同じ日本人同士でさえ、自分が思っていることが、もどかしいほど伝わらないのです。
*****
ましてや、外国の人へどのように伝えるのか?
サーキットでは、一生懸命にカートを練習する、子供たちに出会います。

これから、広い世界へ出ていこうとする、子供たち。
特に、一流のレーサーを目指すカート少年達にとって、英語などの外国語を学んでおくことは、とても強力なツールとなるでしょう。
僕のささやかな体験から言えるのは、

『語学はとっても大切』
だけど
もっと、もっと大切なのは

『自分はどう思ったのか?』
『自分は何がしたいのか?』

を相手にはっきり伝えること。これが重要なのです。
*****
世界標準である、英語。ご存知の通り、主語が先頭にきますね。
「アイアム、なんちゃら……』(僕、英語、苦手です。😭😂)
つまり、相手に対して必ず

『オレはこう思うんだ』
『私のアイデアはこうだ』など、

英語の場合、誰がそう思っているのか? が、実にはっきりしています。
その意見を言ったのは、アンタの目の前にいる、
『オレ』『ボク』『ワタクシ』なのです。

ところが、いざ、これを日本語で伝えるとなると、途端に、誰が発言したのか?
あやふやになってしまうのですね。
******
さて、ある日のこと。
ボクのスマホのメッセンジャーに、突然『英文のメッセージ』が届きました。
結構な長文です。
翻訳ソフトでメッセージを読んでみると

『ハロー! ワタシ、KOBEでライブハウスのバーテンダーをしている。
お前がYouTubeで演奏しているのを見た。
お前の音楽、すごくオモシロイ!
ワタシのライブハウスにきて、プレイしなさい!
今週末、マイクを空けて、待っている』

おい、まじか?!
なんだか、怪しいなぁ~、と半信半疑でしたが、せっかくのチャンス。
そのライブハウスにギターを抱えて、のこのこ出かけて行きました。

場所は神戸市の中心地、三ノ宮駅を北へ少し上がった雑居ビル。
そこで、メッセージを送ってくれた「アンディさん」に出会いました。
まずはガッチリと握手。
言葉はほとんど通じないけど、
ありがたいことに、『音楽』という世界共通語がありました。
そこで、ボクは、カタコトの英語とボディランゲージを駆使して、彼と話をしました。
彼はイギリス人であること。
日本人の奥さんがいること。
ボクよりも年上であること。(確か65歳ぐらい?だったかな)
ロックが好きなこと。
彼は、ボクがギター1本で弾き語りした『スキヤキソング』
Sukiyaki (Ue o Muite Arukou) - Kyu Sakamoto (English Translation and Lyrics)

(日本語では『上を向いて歩こう』ですね)を聴いて
『こいつの音楽はオモシロイ!!』と感じたそうです。
(下の写真、アンディさんの、ライブハウスで演奏するボクです😅😅)

このぎこちない会話の中で、ボクが感じたこと。
それはアンディさんとボクが、
『お前』と『オレ』のストレートな関係であったこと。
その間には、国籍も、組織も、チームも、肩書きも、何もなかったのです。
ただお互いに、『伝えたいこと』を、一生懸命、相手のハートにダイレクトにぶつけあったのです。

たった、30分ほどの会話でしたが、
もう何十年も、付き合ってきた親友、という感覚を持ちました。
しつこい肩こりのように、今までずっと、まとわりついていた何物かが、まるで氷が溶けるように、消え去ってゆきました。
一気に、心と体が、ほぐれた感じでした。

『ああ、よかった!!、こんなところに、話のわかる友人がいたんだ!』

『なぁ~んだ、こんなに簡単に伝わるんだ!!』

お互いのハートとハートでシグナルを送り合えばいいんだ!
ということを実感した瞬間でした。
***
もう一つ、外人さんたちとのエピソード。
ボクが満員の地下鉄で吊革に寄りかかっていると、
男女5人組の外国人が、
『お前、ここに座れ』と手招きしてくれました。
そのときボクは、とても体調が悪かったのです。
真っ青な顔をしているボクを見て、気遣ってくれたようでした。
席に座ったボクの隣は、金髪の女性。グループの男性たちと何やら話をしています。

『……どうも、英語ではないぞ……』
とボクは気づきました。
席を譲ってくれたお礼も言いたかったので、

『あんたたち、フランス人かね?』
と問いかけました。

『いいや、みんな、ブラジル人だよ』とのこと。

ああ、そうか、と思って、ボクはとっさに思いついたことを一言。

『アイルトン・セナ、ナンバーワン!! 👍👍👍』

右手おやゆびを立てて「いいね!」しました。
その瞬間です。

『イエス!! イエス!! アイルトン・セナ、ナンバーワン!!』
『当たり前だぜ!! アイルトンはすごいんだ! 俺たちのヒーローなんだ!!』

ブラジル人5人が、せきを切ったように、ボクに話しかけてきました。
もう、その熱狂ぶりは、すごいものでした。
ボクは、カタコトの英語で話しました。
『でも、アイルトンは死んでしまった。ベリーベリー、サッド、とっても悲しいよ』
すると、
『お前も悲しんでくれるのか? そうだ、アイルトン、いなくなって、すごく悲しいんだ』
と男性が、自分の胸に手を当てて、悲しみの表情を見せました。
やがて電車は、ボクが降りる駅に到着。
最後に席を譲ってくれた、心優しいブラジルの人たちへ
お礼を言って彼らと別れました。
『オブリガード! ありがとう』


本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
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