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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

待ちに待った5年生の収穫祭ー餅つきー

2013年12月04日 | 小学生の体験学習

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5年生たちにとって、12月3日(火)は待ちに待った収穫祭の日です。

9月30日に稲刈りをしましたが、学校行事等の関係で、延び延びになっていたからです。さっそく、つむぎの家の代表から、餅のつき方等の説明を聞いています。

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女の子たちは、4班に分かれて、きな粉、醤油、大根おろし、エゴマ餅の下準備に取り掛かっています。

大根をおろすのが初めての子もいましたが、おろし方を教えてもらうと、グループで手際よく作業を始めています。

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男の子たちは、もち米を蒸す係りです。

蒸し器を乗せたストーブに、みんなで協力しながら、せっせと薪を燃やしています。

火を見つめる子どもたちの目つきは、真剣そのものです。

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25分ほどでもち米が蒸し上がりました。

もち米の「おふかし」には、みんな興味津々。一口ずつ、よそって食べさせると、「うわぁー!おいしい!」と次から次へと競って手を差し出しています。


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サアー!いよいよ餅つきです。

長い杵でつくのは皆んな初めての様ですが、二人ずつペアになり、呼吸を合わせてついています。

おふかしが、だんだん粘りが出てきてお餅になっていくを楽しんで、重い杵を持ってせっせと、臼に向かっていました。


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さあ!だんだんお餅になってきたところで、「手合わせ」です。

85歳の孝子ばあさんが、模範を示して手合わせをしてくれました。「つき手」は、校長とつむぎの家の代表が、見本を見せています。


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餅のうま味は、「手合わせ」の”合わせ手”と水加減によって引き出されます。

じっと観察していた子どもたちは、このあと、あい(愛)の手に合わせて、代わる代わる餅つきに挑戦してみました。

二臼目の時は、全員が餅つきに挑戦し、美味しく柔らかな餅がつき上がりました。


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こちらでは、つきたてのお餅を、食べやすい大きさにちぎり、きな粉や大根おろし、砂糖醤油などに、おばあさんたちに教えてもらいながら手分けしてくるんでいます。


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一方、作業の終わった子どもたちは、囲炉裏に集まり、おばあさんたちと”おしゃべり”を始めています。

つむぎの家を支えてくださる”おばあさん”たちも、孫やひ孫のようなこどもたちとの会話を楽しんでいました。


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さあー、いよいよ自分たちが作ったお餅を食する時間がやってきました。

でも、その前に代表から「稲からお米になるまで」の話に、じっと我慢して聞き入っています。

そのおかげか、食べ始めた子どもたちの食欲のすばらしさ。4種類のお餅をペロリと平らげ、お代わりする子が続出。子どもたちの幸せそうな笑顔、笑顔が素敵でした。


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食べ終わって、後片付けをして、最後に感想を述べているところです。

担任の先生から、「感想を述べたい人は?」に、「ハイ!、ハイ!」と、なんと全員が手を挙げていましたが、時間がないので、5人の子が代表して感想を述べています。

「お餅つきが楽しかったです、そして、お餅がすごく美味しかったです」、「大根をすりおろすのは大変だったけれど、すりおろした大根で食べたお餅は美味しかった」とか「自分たちで作ったお餅は、本当に美味しく素晴らしかったです」、「きな粉餅が一番美味しかったです」など、つき立て餅の美味しさが心に残ったようです。

このあと、満足した子どもたちは、意気揚々と学校に戻っていきました。


寒さの中で生き物たちは、今  その2

2013年12月02日 | 昆虫

畑に敷いた黒マルチをはがし、土を耕していると土中からいろんな生き物が姿を現しました。

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ヒラタシデムシ(シデムシ科)

ヒラタシデムシは、深い眠りに入っていたようでしばらくの間、このままの状態で身動きしませんでした。

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ツヤムネハネカクシ(ハネカクシ科)?

姿を現した当初、ひっくり返っていましたが、すぐに起き上がり動き出しました。

ツヤムネハネカクシの一種かと思いますが、胸が高鳴るほどの美しい藍色でした。初めての出会いで、ハネカクシ類を検索すると”ルリコガラシハネカクシ”という名称が飛び込んできて”ぴったり”と思ったほどです。


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ヒノマルコモリグモ(コモリグモ科)

コモリ(子守)グモの名のように、卵や幼虫を腹部で保護し、子育てする習性が有りますが、この個体はオスのようです。成虫越冬するのでしょうか??。


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コガネムシの幼虫

野菜の根を食べる害虫でもありますが、生態系の中では大切な存在です。


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マルガタゴミムシ(ゴミムシ科)

ゴミムシという語感は悪いが、雑草などの種を食べたり、害虫の天敵として活躍してくれ、無農薬での野菜作りに欠かせない存在です。


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寝ぼけ眼で顔を出したアマガエル

冬眠していたところを起こしてしまったようです。

厳しい自然の中で、冬の寒さに耐え、何も食べずに越冬する小さな生き物たちのたくましさに感心します。