退屈な日々の小さな記憶

退屈な日々の小さな出来事を思いついたまま記録します。

桃の花

2018年02月24日 | 日記

この時期になると、妻が決まって桃の花を買ってくる。

もうどれほど続いているのだろうか。

娘が小さかったころに飾った二人雛は、押入れの奥で眠っているというのに。

桃の花の蕾はコロコロとしていて愛らしい。寒い中、それが開花すると何となくいい気分になる。

新暦の雛祭りでは、温室育ちの桃の花が春を感じさせてくれる。







妻のスマホ修行

2018年02月19日 | 日記


時々、居間で妻がうつむきかげんで固まっている。
何をしているのかと覗いてみると、スマホをいじっている。最近、スマホを買ったのだ。

妻は、これまで10年間ほど携帯電話を持ってこなかった。
ところが、我が家で最初に携帯電話を持ったのは妻なのに、誰からも電話がかかってこない日々が続いて、通話料金がもったいないとやめてしまった。

自分は何となく拘束されそうな気がして敬遠していたが、少し時間が経ってから、当時の仕事がら緊急時用に携帯電話を使うようになった。

最近、テレビでスマホを使ったキャシュレスの報道があった。それによると、中国の都市部やインドなどではスマホで屋台や店舗で買い物をするのが広まっているそうだ。中国やインドでは偽札が多いことも一因のようである。

これを見て、妻は今のうちにスマホに慣れておかないとヤバイと思ったのか、60歳代半ばにしての手習いとなった。

最初は画面のタッチに手こずっていて、時に変な画面が現れるとあたふたと助けを求めてきたが、最近では息子に設定してもらったラインで嫁いだ娘と毎日チャットをするようになった。

一方で、スマホから携帯電話に回帰する現象も起こっているという話もある。自分はどうするのか。
当面はLET付タブレットと携帯電話の二つ持ちで行こうと思っている。








プーアル茶

2018年02月10日 | 日記

このところ数日プーアル茶を飲んでいる。
約1年ほど前に旅行した中国雲南省の麗江で買ったものだ。

初めて飲んだのは、宿泊先のオーナーが紹介してくれた店だった。
麗江の旧市街にはいたるところにプーアル茶を販売する立派な店があって、観光客に試飲させて販売している。

その時は香りも味も薄いような気がして、あまり印象がよくなかった。
それで気が進まなかったが、せっかくの紹介なので13センチほどの丸く平らに固められたお茶を1個買って友人と分けることにした。

値段は思っていたよりも高くて、確か300元(約5400円)ほどだったと思う。その店で半分に割ってもらったが、もともと貧乏旅行を旨としているので致し方がない。

日本に帰って、何人かの友人に更に細かく割って配った。
店の教えのとおり、茶葉をいれた急須の最初の湯はカビ臭いので捨てて、再度の湯で抽出したものを飲むようにと伝えたが、きっと自分と同じ感想をもって飲んだことだろう。

手元に残ったものはこれまで放置されてきたが、最近思い出して飲んでみた。
再度プーアル茶のことを調べてみたら、お茶の保存期間の経過とともに香りが花、フルーツ、蜜の香りへと変化するらしくて、なんだか奥が深そうだ。残念なことに、このお茶はいずれにもあたらない。

しかし、数度飲み続けるとチョットまったりして、ほのかな甘みが残る。癖になりそうだ。


封筒状のものに入れられている。


この紙で餅のようなお茶が包まれている。


分割されたお茶。